夏に各地で開催される夏祭りや縁日は子どもにとって行くだけでも楽しい気分になるものです。でもまだ行ったことのない子どもにとっては未知の世界で少し不安かもしれません。行く前の不安もワクワクに変えることができ、行った後の楽しかった思い出の振り返りにもとても役立ちます。
ばけばけばけばけ ばけたくん おまつりの巻
著者 :岩田 明子
出版社 :大日本図書
おなじみのばけばけばけばけ ばけたくんシリーズのひとつです。
お祭りに行ったばけたくんのお話です。ばけたくんが、おいしい食べ物を口にするたびにその食べ物に大変身してしまいます。
子どもにとってはおなじみの食べ物から、縁日や夏祭りで見ることができる食べ物まであります。
縁日に行ったら、登場した食べ物を親子で探すのも楽しいですよね。
ぎゅうぎゅうでんしゃ
著者 :文 薫くみこ、絵 かとうようこ
出版社 :ひさかたチャイルド
夏祭りに向かう電車のお話です。電車の中は夏祭りに行く乗客でいっぱいです。そんな中、とうとう乗れない動物が出てきそうです。しかし、みんなの思いやりで、無事に乗ることができるというストーリーです。
仕掛けのある絵本となっており、子どもが楽しく読めるように工夫されています。そういった仕掛けだけでなく、ストーリーも他人を思いやるやさしい気持ちを育てるというものになっています。
10ぴきのかえるのなつまつり
著者 :文 間所 ひさこ、絵 仲川 道子
出版社 :PHP研究所
「10ぴきのかえる」のシリーズです。こちらのなつまつりのストーリーは、カエルの10匹が年に1度の夏祭りの準備をしていたところ、どじょうじいさんがさらわれてしまいます。10匹はどじょうじいさんを助けるために協力するのです。
みなで協力することの大切さ、協力して何かを成し遂げることの尊さを学ぶことのできる絵本になっています。
おまつりおばけ
著者 :文 くろだかおる、絵 せな けいこ
出版社 : フレーベル館
「おまつりおばけ」は、おばけ一家がお祭りの準備をしているときにおばけの子どもたちが泥棒にさらわれてしまいます。さらわれた子どもたちは色を塗られたりしてしまいます。
赤ちゃんでも楽しむことのできる絵本です。大きな子どもでも、おばけの子どもたちも1人1人個性が出ているため、家族であっても1人1人違うことを気づかせることができます。
わにわにのおでかけ
著者 :文 小風 さち、絵 山口 マオ
出版社 :福音館書店
人気の「わにわに」シリーズのひとつです。なかなか寝付けないワニのわにわにが縁日に行って楽しむストーリーです。お茶目なワニのキャラクターが見る者を楽しませています。
しかし、この絵本の魅力はこれだけではありません。縁日のイラストが詳細に描かれているところも魅力なのです。細かい部分まできちんと書き込まれているため、実際に縁日に行ったときに子どもが楽しい気分になることができます。大人でも読んで楽しい気分になることができるでしょう。
夏祭りや縁日が楽しくなるはず
夏祭りや縁日をテーマにした絵本は、子どもにとっては行く前の不安解消になります。
これだけでなく、行った後は、「あれもあった」、「これもあった」と思い出すことで記憶力をアップさせることにも繋がることでしょう。
夏祭りなどへ行く前には、夏祭りをテーマにした絵本を読んでみてはいかがでしょうか。