昔は外で遊ぶ機会が多かった子どもたち。近年では遊び方も多様化して、身体を動かす機会が減りつつあり、幼児の運動能力や筋力の低下が心配されています。そんな中、生き物の動作を取り入れたクリ―チャートレーニングが話題となっています。幼児期からできるクリ―チャートレーニングの実践方法を紹介します
クリーチャートレーニングってなに?
トレーニングカレッジクビラ代表の田中昌彦氏が15年前に考案した「クリーチャートレーニング」。
ライオンやフラミンゴなどさまざまな動物の動きをトレーニングに中に取り入れています。
普段の生活ではなかなか鍛えることができない筋肉を動かして、高性能な身体を作るとされています。
特徴的な動きに注目しがちですが、本来の「クリーチャートレーニング」は「人間を作り上げる」といった心身を鍛える総合的なトレーニングです。
・クリーチャーマインド……心、精神、思考力など
・ビヘイビアー……ふるまい、動作、行儀など
・ムーヴメント……動き、動作、行動や活動
・ブレス……呼吸、生命
・イーティング……食事、食べること
・ニューツィション……栄養を考えた食事・栄養学
ただ身体を動かしてトレーニングを行うのではなく、メンタル面なども整えていくのが「クリーチャートレーニング」なのです。
兵庫県姫路 トレーニングカレッジクビラ|加圧トレーニング、クリーチャートレーニング、スポーツ技術指導
クリ―チャートレーニングの実践方法(1)
四つ這いになって行う種目です。
1.腰と頭を一緒の高さにする
2.おしりを左右に振りながら手足4足で前に歩く
3.手首、足首、膝関節を柔らかく使う
このときに、べたべたとした歩き方ではなく、柔らかい動きを意識してください。
基本的には4足で歩く動きなので、小さなお子さまでも挑戦しやすい種目です。
動物の動きを真似てエクササイズ!クリーチャートレーニング【ライオン】 – YouTube
クリ―チャートレーニングの実践方法(2)
1.足を大きく横に広げて、前に手をつく
2.そのままの姿勢で、手を前→左右どちらか→後ろ→左右どちらか→前へと順番につく
3.かかとを支点にして、つま先を立ながら手を移動させる
股関節と膝関節を大きく左右に回すように動くと柔軟性のある動きになります。
動画で見るより実際にやってみると、結構辛く感じる動きです。
お子さまがするときは、後ろに手を回した際に倒れたりして頭を打たないよう注意が必要です。
必ず大人と一緒に行いましょう。
遊び場が減った現代の子どもに最適な運動を~クリーチャートレーニング・クラゲ~ – YouTube
クリ―チャートレーニングの実践方法(3)
1.まっすぐ立った状態で水平に腕を上げる
2.バランスをとって、膝が90度になるように上げる
3.左右繰り返す
身体がまっすぐなっている状態で行います。膝を上げると左右にふらふらしてしまいがちですが、そこは我慢してまっすぐ保つことが大切です。腕を水平にあげているのも結構きつくなってきますが頑張りましょう!
激しい動きがないので、「フラミンゴ」の動きも比較的小さなお子さまでも行いやすい種目です。