2016年10月10日 公開

「長さ」をはかって子どもの空間認識能力をきたえよう!

「天才には空間認識能力がすぐれた人が多い」といわれています。子どもの空間認識能力を育てるには、長短の感覚、距離感覚をつけることが大切です。必要な道具は、おうちにかならずある定規やメジャー。子どもでも簡単に長短の感覚を身につける方法をご紹介します。

「天才には空間認識能力がすぐれた人が多い」といわれています。子どもの空間認識能力を育てるには、長短の感覚、距離感覚をつけることが大切です。必要な道具は、おうちにかならずある定規やメジャー。子どもでも簡単に長短の感覚を身につける方法をご紹介します。

なぜ「空間認識の力」が大切なのか

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人間が生きていくのは「空間」です。「生活空間」という言葉がありますよね。

身のまわりにある物の、位置、大きさ、自分との距離など、自分を中心にしたさまざまな「距離」や「長短」の感覚を発達させることで、人間は空間を把握し、そのなかで生きていく力を養っていくのです。

たとえば自動車の車庫入れは空間認識能力がストレートに現れる場面です。物を投げたりつかんだりするときも、対象と自分との距離感が不可欠ですし、地図を見て現在地と目的地の位置関係を判断する力も、空間認識能力の差が大きく現れます。

空間認識能力は「全体を把握する力」と言い換えることができます。全体を把握する力は、成長するにつれて「物事の全体=本質」を観察する力に変化します。子どものうちから空間認識能力をきたえることには、知育の面でも大きな意味があるのです。

まずはパパママの身長をはかってみよう!

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子どもでもできる空間認識能力を高める簡単な方法は、身の回りにあるものの長さをはかるという方法です。物の長さをはかり、長短の感覚を理解することは、やがて空間全体への強い関心につながるからです。

まず、子どもにとって一番近くにあるものといえば、パパママの体ですよね!

おうちにある定規やメジャーを使って、パパママの足の長さや手の大きさをはからせてあげましょう。横になれば身長をはかることもできますよね。

パパママどっち似?子どもの足の長さをチェック!

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次に、子ども自身の体の長さをはかってみましょう!

自分の足の長さ。ももの付け根からかかとまでの「脚」と、かかとからつま先までの「足」を区別してはかります。日本語の「あし」には、「脚」と「足」があることも同時に教えてあげるといいですよ。

「こぶし」の大きさで単位の知識も身につく!?

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手をぎゅっと握ったときの「こぶし」の大きさもはかってみましょう。

成人した日本人の握りこぶしの幅(親指をのぞく4本の幅)は、だいたい8cmほどといわれています。パパのこぶしの大きさと子どもの大きさを比べて、「うわぁ、パパの手、おっきいねぇ」と会話をしながらはかれば楽しい親子の時間になりますね。

昔の日本人は、こぶしの幅約8cmを「束(つか)」と呼んで、長さの単位に使っていました。現在では主に弓道の矢の長さを示す単位として使われています(たとえば八束なら64cm)。そんな豆知識も一緒に教えてあげると、物の単位に対する関心を高めてくれる効果も期待できますよ!

腕や手のひらの長さもはかっちゃおう!

手の指を広げたときの親指から小指の先の長さや両腕を広げたときの長さも調べておくと、定規やメジャーがないときでも長さが簡単に調べられるので便利ですよね。子どもの手や腕はどんどん成長するので、毎年決まった時期に「今年は何cmかなぁ!?」と楽しみながらはかってみてはいかがでしょうか!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター