その成果の元となったのが発想力、論理力、批判的思考力などを重視するフィンランド・メソッド。「カルタ」と呼ばれるマインドマップや作文の相互添削などを使って、子どもたちの自律的な学習を促すことが大きな特徴です。

フィンランド・メソッドについてはこちらの記事もご参照ください。

日本におけるフィンランド・メソッド研究の先駆者である北川達夫氏が、フィンランド・メソッドを5つの視点で整理。現場視察で得た知見を盛り込みながら、フィンランド・メソッドが持つ教育効果について解説しています。

カルタ（マインドマップ）などフィンランド・メソッド独特のツールについても、シンプルな図解を使って明快に説明しているので、家庭で実践する際にも参考になります。

「大人あつかいが子どものやる気をのばす」「してあげるのではなく、手を貸す」といったように、フィンランドの教育では子どもの自律を促すことが特に重視されています。
本書はその具体的方法を見開き2ページ1項目でシンプルに説明しています。

また、この本のなかにはおうちでできるフィンランドメソッド取り組み実践例が書かれているので、とても参考になります。

巻末には実際にフィンランドの学校で出されているテスト問題も掲載されているので、子どもにチャレンジさせてみては!?

フィンランドの小学校で実際に採用されている教科書を日本語訳した本です。「世界一の読解力」を持つといわれるフィンランドの子ども達ですが、フィンランド語がとても難解な言語であることもあって、どんな教材を使っているかは長い間ベールに包まれていました。

本書の翻訳は日本人にも理解できるように工夫されているので、学校や家庭でフィンランド・メソッドを行う場合にはもっとも参考になる本だといえるでしょう。

「キッズスキル」とは、フィンランドで考案された「子どもが問題を自分で解決するための方法」です。
「スキルに名前をつける」、「見方になってくれるヒーローを選ぶ」など、独特の問題解決法15個が示されています。
子どもと大人の会話例やスキルを子どもに教えるときの注意点もたくさん書かれているので、とても参考になります。

お好みの一冊でご家庭でもフィンランド・メソッドにトライしてみてくださいね！