クリスマスシーズンの絵本の読み聞かせには、やはりこの季節ならではのサンタクロースが出てくる作品を選んでみませんか?今回は、0-2歳向けのサンタクロースが出てくる個性的で楽しい絵本を5冊、ピックアップしてご紹介していきます。
楽しい言葉のリズム『さんかくサンタ』
著者 :作 tupera tupera
出版社 :絵本館
三角の形をしたサンタさんがまんまるな袋を担いで、四角いお家に入っていくお話です。
三角や丸、四角といった形を理解しはじめる年齢のお子さまの読み聞かせに、ピッタリな作品。
はっきりとした色合いのイラストと、シンプルな文章。
「さんさんさんかく さんかくサンタ」というように、言葉のリズムがよく、小さなお子さまが動きをつけながら楽しめるのもオススメのポイントです。
会話が弾む仕掛け絵本『まどから おくりもの』
著者 :作・絵 五味太郎
出版社 :偕成社
颯爽とヘリコプターで登場したのはサンタさん。窓から家の中をのぞいて、どんな動物が住んでいるかを見極めプレゼントを配っていくのですが、少し慌て者のサンタさんは、へんてこなプレゼントをしてしまうことも……。
窓に穴が開いていて、次のページがのぞける楽しい仕掛け絵本になっています。
クリスマスに家族で読んで、次のページにどんな動物が住んでいるのか、あてっこしてみるのも良いですね。
子どもの成長に合わせて感じ方が変わっていく、長く読むことができる作品です。
三部作『サンタクロースとれいちゃん』
著者 :作 林 明子
出版社 :福音館書店
主人公の小さな女の子「れいちゃん」が、プレゼントを待ちきれなくなり外に出ていくと、森からやってきたサンタさんに会いました。でも、忙しいサンタさんは袋に穴があいていることにも、れいちゃんにも気づかない様子で……。
3人のきょうだいを主人公にしたクリスマスの絵本シリーズ三部作のうちの一作、末っ子の「れいちゃん」が活躍する物語。
忙しいサンタさんに、プレゼントといっしょに袋に詰め込まれてしまったりと、小さなれいちゃんが体験する小さな冒険の物語が優しいタッチのイラストで描かれています。
れいちゃんといっしょに、どきどきの冒険が楽しめますよ。
心がポカポカ『サンタクロースとちいさな木』
著者 :作・絵 エアーダイブ
出版社 :Dybooks
物語の舞台は、ずっと遠くにある「サンタクロース島」。そこには優しいサンタクロースと、サンタさんが大好きな「ちいさな木」が住んでいました。サンタさんの元で成長していた「ちいさな木」でしたが、大きな嵐のせいでひとりぼっちに……。
漫画家のエアーダイブさんが手がけた、優しい温もりにあふれたハートフルな物語です。
かわいらしいキャラクターたちが紡ぐ世界は、どこまでも優しく、読み手の心を癒してくれます。
小さなお子さまから、パパママはもちろん、おじいさんおばあさんまで。年齢を問わずにオススメしたい、クリスマスにぴったりな一冊です。
ミスマッチが楽しい!『にんじゃサンタ』
著者 :作・絵 丸山 誠司
出版社 :PHP研究所
舞台は日本の「お城」。登場人物の忍者たちは、クリスマスの日にはなんと「忍者サンタ」に大変身!足音を忍ばせて、子どもたちにプレゼントを届けにいくのですが……。
忍者とサンタクロースの、前代未聞のコラボ絵本です。
でも、考えてみればサンタクロースの仕事も忍者の仕事も、隠密行動という点では共通していますよね。
元気がよい擬音と鮮やかな色彩のビビットなイラストで、小さなお子さまも楽しめる一冊になっています。