これまでは野球やサッカーに比べて人気の点でやや押され気味だったラグビーですが、2015ラグビーワールドカップを機に、国内においても子どもたちが五郎丸ポーズをまねるなど、一気に注目を浴びることとなりました。お互いを尊重し合うノーサイドの精神、スクラムに代表されるチームワークなどラグビーを通して学べることは多くあります。この冬は家族みんなでラグビー観戦を楽しみましょう!
ラグビーの魅力とは
ラグビーは、仲間とのチームワーク、味方や対戦相手を尊重するマナー、多くの困難を乗り越えていく勇気や強い意志など、多くの大切なことを教えてくれます。
例えばスクラムは、仲間同士で肩を組み合い力を合わせて前に進んでいくラグビーでしか見られないチームプレーです。
また、試合終了のホイッスルが鳴れば、それまで戦った敵も味方もなく、ラグビーを愛する者同士がお互いの健闘を称えあいます。
例えばスクラムは、仲間同士で肩を組み合い力を合わせて前に進んでいくラグビーでしか見られないチームプレーです。
また、試合終了のホイッスルが鳴れば、それまで戦った敵も味方もなく、ラグビーを愛する者同士がお互いの健闘を称えあいます。
日本国内におけるラグビーの歴史
via www.photo-ac.com
イギリス発祥で200年近い歴史を持つこのスポーツが日本にやってきたのは1870年代のことで、イギリスの船員たちが横浜で試合をしたのが最初のようです。1920年代になって、明治、慶應、早稲田といった今も有名な大学たちが中心となって日本のラグビー文化を盛り上げていきました。1930年の時点ですでに日本代表チームが結成され海外遠征なども行い、1970年代になると大学における空前のラグビーブームが巻き起こり、1987年の第一回ラグビーワールドカップにも出場を果たしました。
100年以上の歴史を持ちながら、長年にわたって海外の強豪国に対して辛酸をなめる機会が多かった日本代表ですが、昨年のワールドカップにおける世界3位の南アフリカを下したことで世界的な注目を浴びたのです。
100年以上の歴史を持ちながら、長年にわたって海外の強豪国に対して辛酸をなめる機会が多かった日本代表ですが、昨年のワールドカップにおける世界3位の南アフリカを下したことで世界的な注目を浴びたのです。
ラグビーはチームワークを大切にする紳士のスポーツ
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一見すると複雑なルールに見えるラグビーですが、理解すると非常にシンプルな陣取り合戦なのです。15人の選手によるチームワークで、相手のゴールラインを突破して地面にボールをつければトライ(ゴール)となります。
サッカーと大きく異なる点は、「持って進む」か「蹴って飛ばす」ことでしか前進できないことです。前方にパスしたり、落としたりしても反則となります。敵の前進を止めるために選手は文字通り「タックル」して相手を止めます。軽い反則などからゲームを中断し、再開するときに行われるのが「スクラム」です。両チームのフォワード陣が組み合って押し合いながら、投入されるボールを掻き出してプレーを続行します。トライに成功すると、その地点からタッチラインに平行な線上の位置から追加得点を狙って蹴り、左右のゴールポストの間、真ん中のクロスバーの上を通るとゴールすることができます。
非常にアグレッシブなスポーツですが、試合終了の合図が「ノーサイド(敵味方などなく、終われば皆仲間の意)」であることなどから「紳士のスポーツ」と呼ばれています。
サッカーと大きく異なる点は、「持って進む」か「蹴って飛ばす」ことでしか前進できないことです。前方にパスしたり、落としたりしても反則となります。敵の前進を止めるために選手は文字通り「タックル」して相手を止めます。軽い反則などからゲームを中断し、再開するときに行われるのが「スクラム」です。両チームのフォワード陣が組み合って押し合いながら、投入されるボールを掻き出してプレーを続行します。トライに成功すると、その地点からタッチラインに平行な線上の位置から追加得点を狙って蹴り、左右のゴールポストの間、真ん中のクロスバーの上を通るとゴールすることができます。
非常にアグレッシブなスポーツですが、試合終了の合図が「ノーサイド(敵味方などなく、終われば皆仲間の意)」であることなどから「紳士のスポーツ」と呼ばれています。
熱き男たちの白熱した試合を生で感じよう!
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ラグビー観戦は冬が本番です。冷える時期に行く際は必ず防寒具や雨に備えたカッパを用意しましょう。加えて座るためのクッションなどを用意しておくと腰の負担も少なくて済むでしょう。場内には飲食店がない場合もあるので、事前に食事をしたり軽食の準備もあると良いです。
いざスタジアムに行ったら、なるべくバックスタンドの前の方に座りましょう。子どもたちにとっても見やすく、ぶつかり合う音などの臨場感がもっとも感じられるからです。試合終了後は選手たちと触れ合える機会もあるので、好きな選手に会いに行ってみてはいかがでしょう。
いざスタジアムに行ったら、なるべくバックスタンドの前の方に座りましょう。子どもたちにとっても見やすく、ぶつかり合う音などの臨場感がもっとも感じられるからです。試合終了後は選手たちと触れ合える機会もあるので、好きな選手に会いに行ってみてはいかがでしょう。
ラグビー観戦にあたっての注意点
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子どもたちと観戦するにあたって一番気を付けたいのがキック時の歓声です。試合に興奮しているかもしれませんが、静かにするのがマナーです。しかし、いいプレーがあったときは大きな声と拍手で応援してあげましょう。観客もノーサイドの精神で各選手を応援できると素晴らしいですね。激しいスポーツだけにヤジなどが聞かれる場合もありますが、これは選手に限らずほかの観客にとっても迷惑になるので控えましょう。最後にラグビー場は自由席である場合が多いため、譲り合いの精神を忘れず、過度な席取りはやめましょう。
女子だってできる、選手も観客も紳士なスポーツ
闘球と書かれ、これだけ激しくも紳士的であるという不思議なスポーツですが、五郎丸ポーズに代表されるように、その認識は少しずつ広まってきています。昨今ではラグビー場で女の子を見かけることも増えてきました。こうして普及してきた紳士のスポーツを、家族みんなで楽しめる休日もいいものですね。