2016年12月28日 公開

大阪で「除夜の鐘」をつけるお寺で年越ししよう

大晦日、行く年から新年にかけて、寺院の除夜の鐘の音が響き渡ります。人間の108つの煩悩の数だけ鐘を鳴らし、心を清め新しい年を迎えるという説が多く知られていますね。そんな除夜の鐘をついて年越しのできる大阪のお寺を5つご紹介します。

大晦日、行く年から新年にかけて、寺院の除夜の鐘の音が響き渡ります。人間の108つの煩悩の数だけ鐘を鳴らし、心を清め新しい年を迎えるという説が多く知られていますね。そんな除夜の鐘をついて年越しのできる大阪のお寺を5つご紹介します。

由緒ある「四天王寺」で伝統行事を体験

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593年に聖徳太子によって建立されたと言われる「四天王寺」は、天台宗から独立し、和宗の総本山となった由緒ある寺院です。
大晦日の「除夜の鐘」は、午後11:00から整理券を配布し、先着各108名が北鐘堂・ 太鼓楼・南鐘堂の3カ所で、鐘をつくことができます。また、午前0:00から午前3:00までは「平和の鐘」と「招福の鐘」を誰でも自由につくことができます。
寒さ対策のために午後11:30より先着1,000名に甘酒が用意されるようです。お子さま連れであれば、暖かくし、温かい飲み物などを用意して備え、混雑に対しはぐれないように注意が必要です。このときのためにお昼寝などをさせて途中で眠くならないようにすると良いですね。荘厳な除夜の鐘の音に包まれ、お子さまの目にも印象深い年越しを過ごせるでしょう。

【所在地】
大阪府大阪市天王寺区四天王寺1丁目11 番18 号
【アクセス情報】
環状線天王寺駅 徒歩12 分
地下鉄御堂筋線・谷町線天王寺駅 徒歩12 分
地下鉄 谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅 徒歩5 分
近鉄南大阪線阿部野橋駅 徒歩14 分

弘法大師が創建した「太融寺」で思い出をつくろう

高野山真言宗 太融寺 公式ホームページ (33783)

「太融寺」は高野山真言宗の寺院で、ご本尊は「千手観音菩薩」です。「一願成就」のご利益が広く親しまれています。
「除夜の鐘」は午前0:00につきはじめ、並んだ全員がつくことができますが、先着108名までには何回目についたかの証明札など記念品があります。
この証明札を手に入れられればとても幸運ですが、お子さま連れなら無理は禁物なので、願いをこめて除夜の鐘を一緒に鳴らしましょう。

【所在地】
大阪府大阪市北区太融寺街3-7
【アクセス情報】
地下鉄谷町線東梅田駅 徒歩7分
地下鉄御堂筋線梅田駅 徒歩10分
JR大阪駅 徒歩10分

心落ち着く「蓮華山 妙法寺」で除夜の鐘をつこう

 (32490)

「蓮華山 妙法寺」は、1617年に創建された400年の歴史を誇る寺院です。
創建以前はキリシタンの寺院だったことから、今もまれにキリスト教徒が訪れることがあるそうです。
大晦日は午後11:30より除夜の鐘をつきますが、アットホームな雰囲気のお寺に一般の人も多数訪れます。
整理券が配布され、108つの煩悩の数だけ鐘を打ちます。

【所在地】
大阪府四條畷市砂360番地
【アクセス情報】
JR忍ケ丘駅 徒歩10分

融通念佛宗の総本山「大念佛寺」にでかけよう

融通念佛宗総本山 大念佛寺 −大阪市平野区− (33784)

良忍上人が夢で聖徳太子のお告げを受け、創建したのがはじまりと言われている、日本で最初の念仏道場「大念佛寺」は、1700年頃に融通念佛宗の総本山として開かれました。
大晦日の除夜の鐘は「除夜法要」として、列に並び参詣者でつきます。
過ぎ行く年と新しい年に心を這わせながら鐘をつき、用意されたぜんざいや樽酒をいただいて新しい年を迎えましょう。

【所在地】
大阪府大阪市平野区平野上町1-7-26
【アクセス情報】
JR大和路線平野駅 徒歩5分
地下鉄谷町線平野駅 徒歩8分

都会の中心にある「北御堂」で除夜の鐘をつこう

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浄土真宗本願寺派の本願寺津村別院である「北御堂」では、常に絶えることのない阿弥陀仏をあらわす常灯明が灯されています。大晦日には大階段にて、この灯火を仰ぎ、メッセージキャンドルを書くと一緒に飾ってくれるイベントが行われます。
午後10:00より先着500名に整理券が配布され、除夜の鐘をつくことができます。午後11:45より除夜の鐘つきを開始しますが、整理券のない人も500名が終了後に鐘をつくことができます。お子さまと一緒でしたら、混雑を避け、遅めに出て鐘をつくのも良いかもしれません。

【所在地】
大阪府大阪市中央区本町4-1-3
【アクセス】
地下鉄御堂筋線本町駅 徒歩すぐ

寒さ対策と、混雑に気をつけて楽しい年越しを

澄んだ冬の空に響き渡る除夜の鐘は、1度はついてみたいものです。心の垢をはらい、新年にむけて新たな願いをこめてお子さまと一緒につく鐘は、素敵な1年の幕開けとなることでしょう。
お子さまにとっても深く心に残る思い出となるはずです。

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この記事のライター