消防出初式を新春の風物詩として楽しみにしているという方も多いのではないのでしょうか?消防の仕事はじめである出初式では、消防車による放水、音楽隊のパレードなどお子さまも大人も楽しめる要素がたくさん!出初式で日本の伝統行事にふれましょう!
人々を元気にしたいという思いから生れた出初式
明歴の大火では、江戸の大半が焼失し、3万人から10万人が犠牲者となった江戸時代最大の被害を出しました。定火消たちの、勇ましい姿に町の人々がどれだけ元気付けられたことでしょうね。
そうして、毎年1月4日に出初が行われるようになり、今日に至ります。
はしごの上での演技は何のため?
それは、江戸時代はしごは火消には欠かせないものだったからです。はしごに登って、風向きや火事の方角を調べたり、はしごの上で纏いを振り火事を知らせたりと、はしごに登って行う仕事がたくさんあったのです。
はしごの上で纏いを振るのですから、日ごろから訓練しなければ、バランスを崩す危険があります。そのため、日ごろから曲芸のようにはしごの上でポーズを決め、鍛錬をおこなっていたのです。
「東京消防出初式」の見どころは?
出初式は全国の消防署・消防団にて行われていますが、東京の出初式は盛大に行われます。
伝統のはしご乗りや航空消防救助機動部隊による消防演技など見て楽しめるイベント、実際に消防車両への乗車体験コーナー、ロープ渡過体験コーナー、ミニカー乗車コーナーなどお子さまが実際に体験することで楽しめるコーナーがたくさんあります。
また、様子はNHKにてテレビ放送される予定なので、でかけることができなくても見ることができます。
【開催日】
2026年1月8日(火)
開場:午前9時、開式:午前10時、閉式:12時15分頃
※事前応募制・全席指定
※午前9時50分頃からオープニングパレードを開始します。
【場所】
東京ビッグサイト東棟屋外臨時駐車場
(東京都江東区有明三丁目10番先)
【アクセス】
ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」 徒歩約3分
ゆりかもめ「有明駅」 徒歩約8分
りんかい線「国際展示場駅」 徒歩約7分
横浜消防出初式~市民参加型の大型イベント
特別番組「横浜消防出初式2016」
横浜消防出初式は、赤レンガ倉庫で行われる市内最大級の市民参加型イベントです。
消防音楽隊ポートエンジェルズ119のドリル演奏や、航空消防隊による航空救助訓練など盛りだくさんで飽きずに楽しめます。
【開催日程】
2026年1月11日(日)午前10時00分~午後3時00分(少雨決行)
【場所】
横浜赤レンガ倉庫&象の鼻パーク
【主催】
主催:横浜市消防局・株式会社アール・エフ・ラジオ日本(横浜消防出初式運営事業体)
共催:横浜市消防団
鈴鹿サーキットで出初式 鈴鹿市消防出初式
【4K】平成28年 鈴鹿消防出初式 オープニング~巡閲
鈴鹿市の消防出初式は、鈴鹿サーキット場で行われます。例年30台以上の消防車が鈴鹿サーキット場に集合し、レーシングコースを列をなして走る消防車の姿が圧巻です。一斉放水も見逃せません!
【開催日程】
2026年1月11日(日)午前10時~11時30分
【場所】
鈴鹿サーキット レーシングコース
時代・地域と共に変化する消防出初式
一方地方の出初式は伝統を守り、独自の出初式を行っているところが多くありますよ。
ぜひ、お住まいの地域の出初式におでかけして、伝統行事に触れてみてはいかがでしょうか。

ゆうこ 

