子どもって「迷路」に夢中になるものですよね!見果てぬゴールをめざして、脳をフル回転させながら迷路に挑む子どもの姿はなんとも愛らしいもの。今回は、そんな迷路のなかから、おすすめ教材をご紹介します。
空間認識能力と運筆力を育む迷路
クリアできる迷路のレベルがあがっていったら、平面的なものだけでなく、階段を上り下りしたりする立体的な迷路に挑戦させてあげましょう。立体的な迷路に習熟すると、子どもの空間認識能力を高めてくれます。
また、手でしっかりペンを持って、道筋をたどりながら進んでいくと「運筆」の良い訓練にもなります。運筆の効果を高めるには、直線で構成されたものから、次第に複雑な曲線で構成されている迷路を選ぶと良いですよ!
また、算数、国語、歴史など、さまざまなテーマで編集された迷路本が発売されていますので、子どもの成長に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
おすすめ迷路1~「やさしいめいろ」
著者 :くもん出版
出版社 :くもん出版
「子どもにはじめての迷路本を買い与えたいけど、いろいろありすぎて迷う」というパパママにおすすめの一冊が、くもん出版の「やさしいめいろ」です。
対象年齢が3~5歳というだけあり、かわいらしい絵柄に迷路が無理なく織り込まれており、子どもが飽きることなく迷路を楽しむことができます。
どの迷路もシンプルな内容なので、漢字をおぼえる前の運筆の練習にはぴったりです。
おすすめ迷路2~「トムとジェリーのかんじの迷路」
著者 :鈴木 みのる
出版社 :河出書房新社
絵本の次は、子どもの大好きなアニメのキャラクターをつかった本で、迷路への興味を持続させてあげましょう。
おなじみ「トムとジェリー」がページのあちこちに散りばめられた「トムとジェリーのかんじの迷路」は、迷路のゴールをめざしながら、自然に簡単な漢字の習得ができるというすぐれものです。
「迷路を解く」という知的作業に「漢字を学ぶ」という別の学習がプラスされているため、子どもが漢字に興味を示してから挑戦してみてはいかがでしょうか。
おすすめ迷路3~「迷路なぞぺー」
著者 :高濱正伸,川島慶
出版社 :草思社
「迷路なぞペー」は、算数オリンピックの問題作成を担当している高濱正伸氏が手がけた傑作迷路本です。「子どもの脳力を育てたい!」と渇望するパパママから高い評価を受けています。
特徴は「並列思考が求められる」ということ。並列思考とは、脳のなかで同時に2つ以上の処理を行うことです。
「橋を渡ったり、はしごをのぼったりしてゴールをめざす」「迷路のあちこちに設置された監視カメラにみつからないようにゴールする」というように、常に一定の条件を課されながら迷路をクリアしなければなりません。
「視る力・論理力・忍耐力・集中力・試行錯誤力・短期記憶容量」の6つの力を養うことができるという、盛りだくさんの迷路本です。
対象年齢は5歳から小学3年生です。
はまったら止まらない!迷路を知育にフル活用しよう
迷路は子どもに達成感を与えることができるので、いったんはまってしまうと自分からどんどんやり始めます。ぜひ子どものお気に入りの迷路を見つけてみてくださいね。