小学校の入学祝い、なにを選んだらいいか迷うでしょう。最近では知育玩具なども人気ですが、「本」のプレゼントも一案です。ここではオススメの図鑑と辞典をご紹介。ベストセラーから驚きの一冊まで、子どもの好奇心・ことばへの興味を刺激してくれる良書をピックアップしました。
小学生の入学祝いに贈られる主なプレゼント
金額の相場は関係性をチェックして
曽祖父母・祖父母:1万円
親戚:5,000円~1万円
子どもの両親の友人:2,000円~3,000円
入学祝いにおすすめのプレゼント
一般的にランドセルや学習机は、祖父母からのプレゼントとして選ばれる傾向にあるため、検討している場合は注意が必要です。迷ったときには、入学祝いとしてよく選ばれる人気のプレゼントを参考にしてみてはいかがでしょうか?
・目覚まし時計、腕時計
・水筒、折りたたみ傘
・色鉛筆セット
・学習鉛筆
・ハンカチ
・お弁当グッズ
・習い事で使えるトートバッグ
色鉛筆セットは36色程度のバリエーションがあるものだと、より特別感があります。学習鉛筆やハンカチなどは友達のものと間違いやすいため、名入れにしてあげるとより実用的です。女の子ならティッシュやハンカチを入れておく移動ポケット、男の子はサッカーボールや自転車なども一案です。
贈り物にはのしを付けて贈りましょう。紅白や金銀、金赤の蝶結びの水引を使用し、表書きの上段には「祝御入学」や「御入学御祝い」「御入学おめでとう」と記します。下段に自分の名前をフルネームで書くこともお忘れなく。
小学生の入学祝いに図鑑や辞典を贈るメリット
図鑑や辞典は小学校での勉強で長く使用できるうえ、子どもの知的好奇心を満たし、興味を引き出すきっかけにもなってくれます。
日常生活では珍しい生き物にも、本を通して出会うことができます。知らなかった世界を知ることができる図鑑・辞典は、子どもの住む世界を広げるサポートをしてくれるでしょう。
最近では、一般的な動物や乗り物などのスタンダードな図鑑だけでなく、本物の大きさで描かれたものや、アプリを使ってより詳しく学ぶことができるものなど、趣向を凝らしたものもたくさん発売されています。ぜひ子どもの気に入りそうな一冊を探してみてください。
『小学館こども大百科』で知的刺激を与えよう!
著者 :小学館(著)、池内了・羽豆成二・深谷圭助・山田卓三(監修)
出版社 :小学館
パパママが子どもに期待することはさまざまですが、親としてできることのひとつに「子どもの可能性を広げる」ということがあります。そのためには子どもが小さなうちから、たくさんの知的刺激を与えることが大切です。
そこでオススメしたいのがこちら。あいうえお順に並んだ189テーマについて、見開き2ページで簡潔に説明した子ども用の百科事典です。たとえば「うちゅうかいはつ」の項目では、たくさんの写真やイラストを使って人工衛星、宇宙ステーション、ロケットなどについてわかりやすく説明されています。
理系のテーマも多いので、この本をきっかけに理科が好きになるかもしれませんね。
アプリやDVDでも楽しめる!『学研の図鑑LIVE』
著者 :今泉忠明(監修)
出版社 :学研
「本物。だから夢中になる。」がキャッチフレーズの「学研の図鑑LIVEシリーズ」。子どもに本物を伝える工夫がたくさん盛り込まれているのが特徴です。
ここでご紹介する「学研の図鑑LIVE 動物」も、同シリーズの一冊。図鑑に掲載されている代表的な動物の実物大写真は、毛の一本一本までリアルかつ迫力満点で、まるで目の前にいるかのようです。またBBC(英国放送協会)が膨大な時間をかけて制作した映像がDVDに収録されており、厳しい自然の中で生きる動物の生態を観ることができます。
動物のAR(拡張現実)動画をスマートフォンで楽しめるなど、最新の技術が詰め込まれているのもポイントです。
『ふしぎの図鑑』で子どもの「なぜ?」にこたえる
著者 :白數哲久(監修)
出版社 :小学館
子どもが連発する「なぜ?」は成長の証です。適当にあしらうのではなく、真正面から向き合ってあげたいもの。この図鑑は、そんな子どもたちにぜひ読んでもらいたい一冊です。
「魚は眠るの?」「夢をみるのはなぜ?」のように、子どもだけでなく大人でも疑問に思う「ふしぎ」についてたくさん取り上げられています。文字はひらがながメインで、わずかに使われている漢字には必ずよみがなが振られています。
かわいらしいイラストや写真を多用し、説明文の比率はとても少ないので、文章を読むのが苦手なお子さまでも飽きません。直感的に読み通すことができるでしょう。
人気ナンバーワンも納得『チャレンジ小学国語辞典』
著者 :湊 吉正 (監修)
出版社 :ベネッセコーポレーション
パパママは、自分がはじめて国語辞典を開いたときのことを覚えていますか?たくさんの文字と言葉に少し驚いたのではないでしょうか。こちらの本は、初めて辞典を使う子どもに向けて「辞書を使うおもしろさ」がわかる工夫がたくさん盛り込まれた人気シリーズです。
たとえば、辞書を引くのに使う各ページ端にあるインデックスの部分。該当の頭文字(例:「怒る」なら「お」)が強調表示された上で「あ」から「ん」までの50音全てが縦に並んで表示されているので、子どもが直観的に見つけやすいつくりになっています。
ほかにも全ての漢字にふりがながついていたり、イラストがたくさん入ったコラムがあったりと、辞書を引くのが楽しい「子ども目線」に配慮した編集が魅力的です。また、今年からラインナップに加わった「フルカラー版」は、カラー写真約500点、カラーイラスト約850点の豊富なビジュアルにより、楽しみながらことばの理解が進むようにバージョンアップ。はじめての国語辞典としておすすめです。
見るだけでも楽しい『小学生のための漢字をおぼえる辞典』
著者 :川嶋 優 (編集)、五味 太郎 (イラスト)
出版社 :旺文社
小学6年間の授業で習う漢字は1,026字語(2018年9月現在)。その1,026字が学年ごとにカラー紙面で色分けされ、子どもが自分だけで家庭学習できるよう工夫されている辞典です。
「音・訓読み」「筆順」「熟語や例文」といった基本はきっちり押さえたうえで、漢字が生まれた背景を説明する「なりたち」やことわざ、慣用句を紹介する「もっとしろう」など、子どもが楽しく使える漢字辞典として充実した内容になっています。
すべての収録漢字に、日本を代表する絵本作家・五味太郎さんの挿し絵がついていて、その挿し絵を見るだけでも楽しい一冊です。入学のお祝いとして喜ばれるでしょう。