春になると、子どもと一緒にたくさんお出かけしたくなる方も多いでしょう。公園、近所を散歩、また桜を見に外出する機会も多くなります。そんなときに、子どもともっと楽しく過ごせるのが、身近な自然・野鳥を観察することです。野鳥について勉強してから、お出かけしませんか?
桜の花にもよく集まってくるメジロ
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春の桜が咲くシーズンに目にすることが多いのがメジロです。名前のとおり、目の周りが白く、ウグイスのような緑色のからだが特徴です。桜の木にもよくとまっています。
桜の花の周りでよく見かけるのは、花の蜜を吸いにきているからです。くちばしを花のなかに差し込み、上手に蜜を吸っているようすを楽しむことができます。ウグイスは色がもう少し淡く、ホーホケキョとさえずります。
木の実を食べにくるヒレンジャク
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春にも見られる鳥で、からだ全体が濃いベージュ色をしています。キレンジャクともよく似ていますが、尾の先が赤くなっているため見分けがつきます。
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顔の冠状のハネや、くちばしから目のラインに入った黒い線も特徴的です。木の実を食べに群れで集まり、その様子を見ることができます。電線に止まることもあるため、見上げるタイミングで見つけることができるかもしれません。
小さなからだがかわいいミソサザイ
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体長が10cm程度と、小さな姿がかわいらしい日本最小の野鳥です。すばしっこく飛び回り、渓流がある山地でその姿を見ることができます。
川沿いの山地にある桜を見に出かける日は、耳を澄ませてみてください。ツェッ、ツェッという特徴のあるうつくしい鳴き声が聞こえたら、ミソサザイがいる証拠。その姿をよく探してみましょう。
野鳥を観察するポイント
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普段意識しないと住宅街にもいる野鳥を見逃していることがあります。花見など自然が多い場所に行ったら、目をこらして探してみてください。普段の生活でも公園や散歩を利用して野鳥を探していると、だんだんと鳥を見つけることができるようになります。
木が多い場所でなかなか見つからない場合は、声を頼りに探す方法もあります。耳を澄ますとたくさんの鳥のさえずりが聞こえてきて、鳥を見つける手がかりになります。鳥がいたらよく観察して、どんな風に過ごすのか子どもと一緒に見てみてください。
子どもと一緒に春の鳥を探してみよう
春に見ることができる鳥の名前や特徴を知っておくと、より花見が楽しくなります。子どもに名前や見た目をおしえてあげると、夢中になって探します。公園の桜の木周辺にいる野鳥から、山や川周辺にいる鳥までいろいろと探してみてください。写真撮影や望遠鏡を使った観察などもおすすめです。