オランダの街中は、公園やキッズスペースのあるカフェ、スーパーマーケットが点在しています。駅などの施設には休憩できる椅子も設置されていて、子連れで出かけやすい街だと感じます。今回は、筆者が住むオランダ・デンハーグの、子連れカフェ&ショップ事情からキッズ用「ベビチーノ」までお伝えします。
コーヒーが大好きなオランダ人
本格的なカフェでも、酪農の国オランダの美味しいミルクを使ったカプチーノが2~3ユーロくらいのお値段。街中でも気軽にカフェに入って、ほっと一息つくことができます。
街の人たちも子どもには寛容なので、カフェに連れて行きやすいと感じます。とは言え、大声を出したりはしゃいだりするのはマナー違反。利用者がみんな気持ちよく過ごせるような配慮は大切にしなければいけません。
本屋さんにもキッズと楽しめるカフェが併設
親子でドリンクやフードを楽しむこともできるし、大人が本を読んでいる間に子どもたちは楽しいキッズスペースで遊ぶことも。それぞれが好きなように過ごせるのが魅力的ですね。
オランダで人気の雑貨ショップ「HEMA」
オランダ各地にある雑貨店HEMAは、服、日用品、食料までが揃う、オランダっ子の日常に欠かせないショップ。デンハーグの中心部にあるHEMAには、大きなフードコートがあります。コーヒーやフレッシュジュース、スイーツ、そしてマッシュポテトの上に大きなスモークソーセージの載ったスタンポットなどのオランダの伝統料理まで。子どもでも食べやすいサンドイッチもあり、親子で気兼ねなく楽しめます。
キッズコーナーは大人気!知育ゲームやおままごとのできるスペースは、いつも子どもたちでにぎわっています。
子どもにも人気のカフェメニューは?
コーヒーが飲めない子どもでも、大人のような雰囲気で味わえるベビチーノ。「ママやパパと同じだ!」と喜ぶ子が多いようです。
大人だけの時間も、子どもとの時間も大切にする文化
オランダは、夫婦二人の時間をとても大切にしている国。夜はベビーシッターに子どもを預け、夫婦でディナーに出かける姿もよく見られます。その一方、ワークシェアリングの導入や、長い休暇の取得が可能なことから、家族で過ごす時間も同様に大切にされていると実感します。
子連れで行けるお店や施設が多いのは、大人だけの時間も子どもたちと過ごす時間も大切にしたいという文化が根付いているからかもしれません。オランダで子育てのストレスが少ない理由のひとつは、この街のデザインにありそうですね。