あたたかくなり花が咲くと、あちこちで鳥のさえずりが聞こえます。この外歩きの絶好の季節に、親子で野鳥観察をしてみませんか? 身近な野鳥の観察を通して子どもの自然(季節・いきもの)への興味をふくらませましょう。
野鳥観察の魅力
こうした自然の生きものは見ているだけで楽しいですし、観察から子どもは疑問も抱くようになり、興味関心が繋がって季節や植物、動物など興味の幅が広がっていきます。
幼児期にこうした自然観察を経験しておくと、興味関心から自ら学ぶ意欲にも繋がりますので、ぜひ親子でかんたんな野鳥観察をはじめてみてください。
まずは身近なところで鳥を見つけてみよう
まずは家の近くで鳥を子どもと一緒に見つけてみましょう。
スズメやツバメは飛んでいませんか?意外にたくさん見つけることができますよね。
最初は鳥の名前などわからなくても構いませんから、「あっちにもいる、こっちにもいるよ」と子どもとたくさん見つけてみてください。
見つけた鳥について子どもと話そう
「あそこにいるのはスズメかなぁ?」
「ちょっとスズメよりも大きいかな?同じくらい?」
「頭が黒い?青い?黄色も入ってるね」
パパママから声を出して聞いてみてください。
「大きさ」「色」「カタチ」「声」など、違いにも種類があることに気付かされます。
もしかしたら、見つけた鳥はスズメではなくシジュウカラかもしれません。
シジュウカラは都会の住宅地でもよく見かける野鳥のひとつです。
鳥のお話しを作ってみよう
エサを食べていますか?何を食べているでしょうか?
野鳥観察の会話から、鳥たちの生活も少し見えてきます。
そこで、せっかくですから、親子で鳥についてのお話しを作ってみてください。
「何を食べてる?」
「どんな家族?」
「どんなおうちに住んでるの?」
想像はどんどんふくらみます。おうちに帰っても寝る前に今日会った鳥についてお話ししてみたらいかがでしょうか?
ちょっと遠出の野鳥観察
関東では東京港野鳥公園、近畿では南港野鳥園などがおすすめです。
こうした野鳥公園は、水辺も林もあり、住んでいる鳥の種類も豊富です。
都立東京港野鳥公園
【入園料】大人300円、小学生以下無料
【開園時間】9時~17時(11月から1月は 16時30分まで)
【休園日】毎週月曜日
大阪南港野鳥園
【入場料】無料
【開園時間】午前9時から午後5時
【休園日】毎週水曜日 年末年始12/28-1/4
親子の野鳥観察にあると便利な図鑑や小冊子
小さいポケット図鑑などあると便利でしょう。
著者 :監/上田恵介 指導・執筆/柚木修 図版・イラスト/水谷高英
出版社 :小学館
こちらの図鑑は野外で鳥を見分けられるように配慮されたつくりになっていて、初心者にもおすすめです。
日本野鳥の会の小冊子「おさんぽ鳥図鑑」
こちらは日本野鳥の会のホームページから申し込むと、無料で入手できます。
インターネットショップ Wild Bird
親子で野鳥観察に出かけよう!
こうした季節と生きものの繋がりについて、野鳥などの自然観察では、体験や親子の会話から自然に身につけることができます。
休日はぜひ親子で野鳥観察に出かけてみてください。