列車、船、飛行機、気球、バスに乗って、ぺンギンの兄弟が旅をする「ペンギンきょうだい」シリーズ。行き先も、昔ながらのおばあちゃんの家に雪景色、リゾート地、高原や海など、いろいろな舞台があるのも魅力です。みなさんも、ペンギンたちと一緒に素敵な旅に出てみませんか?
ペンギンきょうだいシリーズとは?
また、どの作品にも食事の時間が設けてあり、それはそれは美味しそうな食べ物が……!
さあ、ペンギンたちと一緒に楽しい旅に出かけましょう。
ペンギンきょうだい れっしゃのたび
著者:工藤 ノリコ
出版社:ブロンズ新社
最初の見どころは、列車の中でのお弁当。色鮮やかで、色々な食材の詰まった3種類のお弁当は、読んでいてもお腹がすいてしまいそう。車内には移動販売車が来たり、荷台にたくさんの荷物やお土産が置かれていたり……。列車での過ごし方も、新聞を読んだり景色を眺めたりとさまざま。
トンネルをくぐる際に真っ暗になったり、切符を失くしてしまうなど、旅のプチトラブルも盛り込まれた楽しい作品です。
ペンギンきょうだい ふねのたび
著者:工藤 ノリコ
出版社:ブロンズ新社
圧巻は船長さんのふるまう特製ハンバーガーランチ。順番に並んでバンズ、お肉、野菜など、好きな具材を入れて、トロピカルドリンクとともに「いただきまーす」。
ああ、うらやましい!おじちゃんの家はリゾート地のような雰囲気で貝殻の飾りやハイビスカスなど、イラストを見ているだけでも旅行気分に浸れます。
ペンギンきょうだい そらのたび
著者:工藤 ノリコ
出版社:ブロンズ新社
空港内の描写が詳しく、これは何?この人たちは何をしているの?と子どもたちから質問攻めにあうこと必至の「そらのたび」。到着したのは雪の降る場所。暖炉があって、木のぬくもりが感じられるおうちもまた魅力的です。
ペンギンきょうだい バスのたび
著者:工藤 ノリコ
出版社:ブロンズ新社
客観的に見ると学べるようで、わが家ではこの絵本を読んでからバスのボタンを押したい気持ちを我慢できるようになりました。ペンギンたちが無事帰ってきた荷物を見ると、いろいろなところで充実した時間を過ごした思い出の品があり、ほっこりします。
何度も読んでイラストの細部まで楽しもう!
どの作品も目的地に着くと、「無事着いたわよ~」と電話を入れているイラストが。それも懐かしの黒電話!IC時代の子どもたちからは「きっぷってなぁに?」という質問も出ました。
行ったことのない景色を眺めて新しきを知るもよし、蚊取り線香にうちわ、すだれに縁側といった素朴であたたかいイラストは、文化の伝承にもよさそうです。