2017年05月12日 公開

今だからあえてフィルム!子どもでも楽しめる「写ルンです」

スマートフォンを含めるとデジタルカメラは持っていて当たり前の時代ですよね。その反動なのか、最近フィルムカメラの人気が復活しています。お手軽なフィルムカメラの代名詞的存在といえば「写ルンです」。小さな子どもでも簡単に使える「写ルンです」についてまとめてみました!

スマートフォンを含めるとデジタルカメラは持っていて当たり前の時代ですよね。その反動なのか、最近フィルムカメラの人気が復活しています。お手軽なフィルムカメラの代名詞的存在といえば「写ルンです」。小さな子どもでも簡単に使える「写ルンです」についてまとめてみました!

フィルムカメラの魅力=ワクワク感!

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デジカメ、スマホ、iPad、etc。いまや誰でも簡単にデジタルで写真がとれる時代です。液晶画面ですぐにチェックできるのも便利ですよね。気にいらない一枚は速攻削除!でも……そんなに簡単に撮ったり消したりできるのって、本当に「写真」といえるのでしょうか?

無論、それだって写真に決まっています。でも、「写真のおもしろさ」がそこにあるかといわれると「はてなマーク」がつくことも。たとえばフィルムカメラの場合、どんな写真が撮れたかは現像するまでわかりません。これを「不便」と考えるか「ワクワク」と考えるかで、フィルムカメラのおもしろさはまったく違うものになります。

簡単ベンリ!フィルムカメラ「写ルンです」とは?

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商品名:写ルンです シンプルエース 27枚撮り
メーカー:FUJIFILM(富士フィルム)

2016年、「写ルンです」は発売から30周年をむかえました。デジタル全盛時代の影響でニーズは減っていますが、ここ数年ふたたび人気が復活しているそうです!そのわけは、なんといっても操作が簡単だということ。

(1)フィルムを巻く
(2)シャッターボタンを押す

撮影に必要な基本操作はこの2つだけ!「写ルンです」は、厳密にはカメラというより「フィルムにレンズがくっついている撮影道具」です。フィルムをカメラに装填する手間暇がいらないので、小さな子どもでも簡単に使えます。これが「写ルンです」の最大の魅力です!

デジタルにはないフィルム写真の良さとは?

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デジタルカメラの良さはたくさんありますが、なんといっても「簡単にきれいな写真が撮れる」ということですよね。でも「簡単に撮れるきれいな写真」とは、きれいな写真なのですが「平凡な写真」になってしまいがちです。

それに対してフィルムカメラの良さは、仕上がった写真の「ざらついた味わい深さ」にあります。もともと本格的なフィルムカメラは、素人をよせつけない「扱いのむずかしい」機械でしたが、「写ルンです」の登場により誰でも簡単にフィルム写真の味わいを楽しめるようになったんです。

「写ルンです」で味わい深い写真を撮るコツは?

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jakkapan/shutterstock
ライカのような高級フィルムカメラには到底およびませんが、フィルムならではの個性である「素朴な風合い」や「古いものを味わい深く再現する」といったことを、「写ルンです」でもしっかり堪能できます。

ただしそれにはちょっとしたコツがあるんです。それは「真新しいものではなく、ちょっと古びた被写体を選ぶ」ということ。

試しにピカピカのハイブリッドカーを「写ルンです」で撮ってみましょう。
車をきちんと撮影できるのですが、味のある個性的な写真・作品にするにはちょっと古びた建物や錆びついた物などを被写体にするのがおすすめです。
被写体を変えて、雰囲気を比較して楽しむのも面白いですね。

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紙だけでなくデジタルデータにもできるよ!

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モバイル全盛のいま、国民的フィルムカメラ「写ルンです」だって進化しています!以前は紙プリントしかできなかった現像は、デジタルデータで保存できるようになっています。

「写ルンです」をカメラ屋さんに持参したら「フジカラーCDで!」とお願いしましょう。CDメディアに「写ルンです」の撮影データを保存して渡してくれます。自分のパソコンにそのデータをコピーすれば、加工もSNSへのアップも自由自在。楽しみの幅が広がりますね!

「写ルンです」は「写真家的センス」を磨いてくれる!

「写ルンです」を手に街に出ると、「フィルムカメラにふさわしい味わいのある被写体」に探そうとする自分に気づくはず。カメラに適した被写体を見つけ出すことは「写真家的センス」そのものです。子どもに「写ルンです」を使う楽しさを教えてあげましょう。未来の写真家の姿がそこにあるかも!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター