知育教材としてぴったりなねんど遊び。独特な感触に慣れ親しんだら、何か作品づくりに挑戦したいですよね。とはいえ親の方の発想がネタ切れになることも……。そんなときは、絵本や図鑑を横に置いてみましょう!びっくりするほどステキな作品ができて、楽しくなりますよ。
ねんど遊びは知育におすすめ!でも……
ところが、自由度が高いため、なんとなくコネコネして毎回同じようなものをつくったら、その後が続かない……というご経験はないでしょうか。
実はわが家も、せっかくだからステキな作品をつくりたい!子どもの創造力や表現力を伸ばしてあげたい!と思いつつも、親の方がねんどが得意ではないので、すぐに手持ち無沙汰になってしまうことがしばしば……。そんな親に「自由に遊んでよいよ!」と言われて息子も困惑。実はなるべく避けていたねんど遊びでした。
ところが、あることをきっかけに、図鑑や絵本を見ながらつくってみたところ、あまりの楽しさに親子で夢中になってしまったのです!まずはそのきっかけからお話しましょう。
絵のレッスンも、ただ「自由に」ではない?
絵の時間に「〇〇の思い出を自由に描きなさい」というのは実は子どもにとって焦点がぼやけて負担が大きいとのこと。そこで毎回しっかりテーマを決めて、事前に図鑑やビデオで対象について学び、イメージを持たせてから制作に入るそうです。
また、先日見学に行ったレゴ教室でも同じことを感じました。
教室には色々な絵本や図鑑、映像機器が置いてあります。レゴで自由にいきなり遊びはじめるのではなく、まず座学。その日のテーマについて、特徴や機能をみんなでディスカッションした上で、好きな材料を取ってつくりはじめるというステップを踏んでいたのです。
これはねんどにも応用できるはず!と思ったのが、ねんど遊びに図鑑や絵本を取り入れたきっかけです。
図鑑や絵本を傍らに、まずパパママがねんどを楽しもう
最初につくったおさるさん、どうですか?
続いてつくったのが、きりんさん。きりんってどんな動物だっけ?と2人で話しても、「首が長い」「黄色い」程度しか出てこなかったのに、図鑑を見ると、模様も場所によって形やサイズが違う、耳の間にツノがある!といったことに気が付けました。
そして、子どもは親のことをよく観察しています。いつも手が止まって冷や汗~だった母が、夢中になって作業をしている様子を見て、「ねんどって面白いのかも!」と思ったようで、ちぎったり伸ばしたり、色々な色を使ったり……。「こうやってやればいいのか~!」と感じ取ったようです。
楽しさがわかったら、お子さんもすいすい!
色々な色を混ぜてぐっちゃぐちゃになっていたねんども、大好きな絵本の1冊をモチーフにつくってみると、それが大発展。丸めたり、細長くしたり、自分のできることを駆使して大きな作品ができて大満足していました。
本人の自信にもつながったようで、この経験で親子でねんどが大好きに。手持ちぶさたで時間だけが過ぎていっていたねんど遊びが、非常にアクティブで、学びの多い遊びの時間に変わったことが何より感動的でした。
コツをつかむとどんどん進化するねんど遊び
ねんどナイフを使って切り込みを入れたり、模様を描いてみたりと幅が広がります。遊ぶコツを覚えるとどんどん成長する子どもたち。
お花の図鑑を見て花びらの枚数が違うことを発見したり、大好きなキャラクターの細かい部分に気がつくなど、ねんどを通して、ものを観察することにもつながりました。
図鑑と絵本を活用したねんど工作、楽しいこと請け合いです。ぜひお試しください。