タイ人漫画家が描く「マムアン」ちゃんをご存知ですか?日本でもキャラクタームックが発売されるほど人気を集めています。基本的には1コマ漫画なので、わかりやすく、幼い子どもと一緒に読むにも最適です。マムアンちゃんの魅力を紹介します。
マムアンちゃんとは?
出版社:宝島社
(C)2017 Wisut Ponnimit
描いている内容は、頭がマンゴーの形をした女の子「マムアンちゃん」、犬の「マナオ」などを交えた日常漫画。媒体にもよりますが、基本は1コマ漫画・1ページ漫画です。可愛らしいイラストとポジティブな言葉に癒されます。
日本では、ショルダーバッグ付きの「こんにちは!マムアンブック」が先日発売されました。筆者も購入してしまった1人ですが、タムくんのタイのアトリエが見られたり、マムアンちゃんが生まれたきっかけが読めたりと、タイ好きもマムアンちゃんファンも大満足の1冊でした。
また、日本で発売されている書籍には、タイ語・英語・日本語が併記されているので、英語やタイ語の勉強にもなります。筆者は以前タイで暮らしていたので、本書に書かれているタイ語を読むと、単語の意味や文章などが懐かしく思い出されます。
日本での商品・グッズ展開
日本での展覧会も不定期で(ほぼ年1回ペース)開かれていて、生原稿やアニメが見られる場としてファンが集まっています。
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short short story|オーディオテクニカ
電子書籍も発売中!
著者:ウィスット・ポンニミット
出版社:パイ インターナショナル
「マムアン げんきがでる編」もその1つ。
その名の通り、可愛らしいマムアンちゃんの絵と元気が出る一言メッセージが綴られている本です。1コマ完結なので読みやすく、読後はすがすがしい気分にさせてくれます。
いくつかの媒体に連載を持っているにもかかわらず、書籍として発売されているものは案外少ないので、マムアンちゃん入門編としても最適な本だと思います。
元タイ在住者として一番感動したエピソード
タイでは去年2016年にプミポン国王が崩御され、多くの国民が悲しみに包まれました。その折、マムアンちゃんが参列するエピソードも、2回にわたって掲載されました。黒い服を着て悲しみに暮れる人々……。そこでマムアンちゃんも泣いていましたが、気付いたら空には虹がかかっていて笑顔に。「止まない雨はない」というメッセージが込められています。
タイ人がどれだけ前国王を愛していたかが分かる、悲しいけど素敵なエピソードでした(#63,#64より)。
タイを知るきっかけのひとつに
元在住者として、このマムアンちゃんの漫画も、タイを知るきっかけの1つになっていただけると嬉しいです。