子どもにとって、身の回りのすべてのことは不思議でいっぱい。例えば、大人から見ればただの石ころでも、子どもにとっては「知りたい」「おもしろい」ものなのです。そこで今回は、お子さまでも楽しめる石や鉱物の図鑑・絵本をご紹介します。
おうちの周りの石をじっくり観察したくなる
著者:山田英春(文・写真)
出版社:福音館書店
どこにでも転がっている灰色の石。でもそんな石の中を覗いてみると、個性的な姿が……。
石を割って中身を見る機会なんて、なかなかないですよね。色とりどりな石の中身にお子さまはワクワクするのではないでしょうか。
「もしかしたら、おうちの周りの石にも隠された姿があるのかも……」と、好奇心を刺激されます。親子で楽しく読める1冊です。
身の回りの自然に興味を持つきっかけに
著者:ダイアナ・アストン(文)、シルビア・ロング(絵)、千葉茂樹(訳)
出版社:ほるぷ出版
わたしたちの身近にある石。
あまりにも近くにありすぎて、深く考えたり興味を持ったりすることは少ないかもしれません。しかしサブタイトルにもあるように、石の存在なしに地球を語ることはできないのです。
この絵本を読むと、改めて石の不思議さやすごさに気付かされ、もっと石のことが知りたくなりますよ。お子さまが身の回りのさまざまなものに興味を持つきっかけにもなるかもしれません。
さまざまな石の姿に好奇心が止まらない
著者:さとうかよこ
出版社:東京書店
「石」といえば、家の周りで見かけるような、灰色でごつごつしたものを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかしこの図鑑を見ると、石にはさまざまな種類があることに気付かされます。色や形が特徴的なものや、何らかの刺激を加えることで形を変えるものなど。ページをめくるたびにワクワクしてしまうはず。
また、石を使った実験なども載っているため、自由研究にもぴったりです。
地球のスゴさをとことん味わえる! 鉱物キャラクター図鑑
著者:松原 聰(国立科学博物館) (監修)、いとうみつる (イラスト)
出版社:日本図書センター
わたしたちの身の回りには、ダイヤモンドや岩塩など、鉱石が形を変えたものがたくさんあります。そんな鉱石をキャラクターに見立て、かわいいイラストと親しみやすい文章で解説。
子どもだけでなく、大人が見ても楽しめます。きっと個性あふれる鉱物たちのとりこになりますよ。
絵本や図鑑で知的好奇心を引き出して
どこにでも転がっている石。しかし、その内側には奥深い世界が広がっているのです。
普段見慣れているものだからこそ、その意外性にパパママも思わず夢中になってしまうはず。また、お子さまが石のおもしろさを知ることで、身近なあらゆることに関心を持つようになってくれるかもしれません。
石や鉱物の絵本や図鑑で、お子さまの知的好奇心を引き出してあげましょう。