幼稚園や保育園の保護者の方を見ていると、いつも自然と子どもが集まってくる方がいます。「自分もそうなりたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。そこで子どもに好かれるためのポイントを、教師をしていた筆者の経験を踏まえ、ご紹介します。
笑顔を絶やさない
子どもが「この人はどんな人なんだろう?」と判断するとき、まず目に入るのがその人の顔。どんなに内面が優しい人だったとしても、怖そうな顔をした人には近づこうとしません。例えば小さなお子さまは男の人よりも女の人を好む傾向にあります。これは女の人のほうが優しそうに見えるから。
優しそうな雰囲気を醸し出すためには表情が大切です。笑顔を絶やさずにいると、子どもの警戒心が薄れ、自然と子どもの方から近づいてくれるようになるでしょう。
子どもを名前で呼ぶ
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子どものことを名前で呼んであげると、子どもとの距離を縮めることができます。見知らぬ大人に対し、警戒心や緊張感を持つ子どもは多いもの。名前を呼んであげることで、警戒心や緊張感を和らげることができます。
聞き上手
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自分の言うことを聞き流されたり否定されたりするとつまらない気持ちになるのは、大人も子どもも同じ。「子どもの言うことだから」と適当に聞き流したり否定ばかりせずに、まずは肯定し、受け入れてあげましょう。「この人はきちんと話を聞いてくれる!」と感じると、信頼し、心を開いてくれるようになります。
お話を聞くときは、目線を合わせてあげるとより効果的。大人のほうが背が高いので、立ったままだと威圧感を与えることもあります。目線を合わせることで、お子さまはより安心して話をすることができるようになるでしょう。
ほめ上手
当たり前のことですが、子どもは怒られるよりもほめられる方が好きです。信頼関係ができていない間は特に、子どものいいところを見つけてほめるように心がけましょう。
子どもをほめるためには、子どもと向き合い良いところをたくさん見つけることが必要。これが子どもとの距離を縮め、信頼関係を築くきっかけにもなります。
ほめるときはむやみにほめるのではなく、どこが良かったのかを具体的に伝えるようにするとより効果的です。
遊んでくれる
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筆者が教師をしていたとき、若い教育実習の先生は大人気でした。若いということもありますが、それ以上に人気のポイントだったのが「遊んでくれる」という点。子どもは自分が「楽しい」と思うことを共有できる人に親近感を持つのです。
「新しい遊び」を提案できると、さらに子どもの心をぐっと引き寄せることができます。どちらにしても、童心に返って本気で楽しむことが重要です。
子どもに好かれる人はコミュニケーション上手
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子どもに好かれるポイントは、子どもだけではなくどんな人と関わるときも大切なこと。子どもに好かれる人=コミュニケーション上手な人とも言えるのではないでしょうか。子どもに好かれるよう努力をすることで、コミュニケーション能力そのものの向上も期待できるかもしれません。