脳の発達を促し、免疫力を高めるといわれる「裸足育児」。裸足で生活することは自律神経を整え、体温調節機能を高めるとされています。やり方は子どもを裸足で過ごさせるだけ。乳幼児期に裸足育児を取り入れるおうち知育のメリットと注意点をご紹介します。
裸足育児とは?
比較的温暖な地域の保育園・幼稚園・小学校などで行われています。裸足育児は年間通して靴下を履かないのが基本。
・屋内・屋外共に裸足
・外遊びの際は素足に草履を履く
など、施設の教育方針によって裸足育児の方法は違います。
裸足で生活することで足裏に刺激を
乳幼児期の脳の発達に重要なのは「五感を刺激すること」です。裸足育児は足裏に刺激を与えることで、脳を活性化できるといわれています。さらに、自由に足指が動くことは筋力アップ・土踏まずの形成・バランス感覚の向上にもつながるでしょう。
丈夫で賢い子に!裸足育児のメリット
裸足育児はお金も時間もかけずにできる「健康で地頭の良い子」への近道。素足での生活を取り入れるだけで、免疫力アップ・脳の活性化が期待できるのが嬉しいですね。
裸足育児の大きなメリットは3つあります。
1.脳の発達を促進
面積が大きく、刺激される機会も多い足を自由にすることは脳の発達促進のキーポイント。床や地面を直接感じ、足指でしっかりつかむことで多種多様な刺激を脳の広い面積に与える効果があるといわれています。
2.運動神経を育み、身体能力の高い子に
自然と体幹トレーニングをすることになってバランス感覚が向上するでしょう。足裏からの情報に合わせた走り方や動きを行うことは、全身運動となって運動神経を育みます。
靴の反発力にも頼れないので、自分の筋力だけで地面を蹴ることになります。足指の地面をつかむ動きで足裏の筋肉が発達し、土踏まずが形成されます。裸足で駆け回るだけで、多くのスポーツ選手に見られる走り方と足の形状に近づくことが可能です。
3.リラックス効果・自律神経の安定
外気温を素足に感じ、足裏から刺激を受けることは自律神経を発達させます。自律神経が安定することで体温調節機能が正常に働き、免疫力もアップします。
裸足育児を行う際の注意点
1.床・地面に危険なものが落ちていないか
屋内・屋外共にガラス・画鋲など危険なものが落ちていないかの事前確認は必須。フローリングのささくれ、毒虫、汚れたぬかるみなど怪我・感染症の危険を見落とさないようにしましょう。
2.気温の低い時期はしもやけに注意
裸足育児は健康増進が目的です。気温の低い日に、無理をしてしもやけにさせてしまっては本末転倒。足が冷たく赤くなっている場合は、靴下を履かせましょう。
3.複数の子どもで行う場合は全員裸足で
裸足の子と靴を履いた子が混在して遊ぶのは危険。素足で靴を履いた子に踏まれるとかなり痛いです。思わぬ怪我の原因にもなるため、どちらかに統一させましょう。
無理なく気軽にはじめよう
子どもが裸足を嫌がる場合は、無理をさせる必要はありません。子どもの体調・機嫌を見ながら気軽に始めてみてください。