小さな赤ちゃんの手足は、見ていてとてもほほえましいもの。あっという間に大きくなってしまうので、赤ちゃんのときの手形は大切な記念にもなります。しかし、手形をきれいに取るにはコツや工夫が必要です。赤ちゃんの負担にならない手形の取り方、ポイントをご紹介します。
赤ちゃんの手形をとって思い出を残そう
手形をとるメリット
そのときどきの成長を感じるには、手形を取って残しておくのがおすすすめです。
行事ごとに手形を残しておけば、いい記念にもなります。
あとあと育児に疲れたり悩んだりしたとき、新生児のときの手形を見て、こんなにちっちゃかったのか…と癒されることもあるでしょう。
また、初めての手形は、パパ・ママの手形と一緒に残しておくとその小ささがよく分かり、いい思い出になりますよ。
赤ちゃんの手形はいつ取るもの?
病院によっては、生後すぐの手形・足型を取ってプレゼントしてくれるところもありますね。
自宅で取る場合は、赤ちゃんの成長を祝うイベントのタイミングに合わせて取るのもおすすめです。お七夜やお宮参りから、お食い初め、ハーフバースデー、1歳の誕生日まで、家族の写真と一緒にアルバムに残しておけば、その日ごとのよい思い出になります。
赤ちゃんの手形を取る方法は?
・インクや朱肉、絵の具を使う方法
インクや朱肉を使う方法は、家にある道具で手軽にできるのが魅力。コストもかからないので、何枚でも取れるというのもうれしいところです。
安全面が心配という方は、手形専用のインクや絵の具を使用しましょう。一般的な絵の具を使いたい場合は、水で落とせる水彩絵の具にしましょう。いずれの場合も、赤ちゃんが汚れた指を口に入れたりしないよう、十分注意してください。
作業中は、赤ちゃんや周りが汚れてしまう恐れがあるため、下に新聞紙やレジャーシートを敷くなど準備しておくと安心です。
・粘土
粘土を使う場合は、キットなどをあらかじめ用意しておく必要があります。費用はかかりますが、汚れづらく、粘土が乾燥してしまうまではやり直しもできるのが利点です。
なお、どちらの場合でも、手形を取ってからすぐに汚れた手をふき取れるように、温かい濡れタオルは忘れずに用意しておきましょう。
上手に取るコツは手早く取ること!
一人で取るのは難しいので、二人がかりで、だっこする人と手形を押す人、などと協力して役割分担をするとよいでしょう。眠っているときに手早く作業するのもおすすめです。赤ちゃんはすぐに手を握ってしまいますから、タイミングを見計らって素早くインクを取るようにしてみてください。
赤ちゃんがぐずってうまくできないときは、無理をしないのが吉。一度に何回も挑戦しようとすると赤ちゃんも疲れてしまうので、一旦諦めて、別の日に改めてチャレンジするのがいいでしょう。
手形をとった後にお手入れ
絵の具・インクの落とし方
事前に濡らしたタオルを準備しておいて、取った後に、赤ちゃんの手全体をくるむようにして拭きとります。大体の汚れを拭いてから、洗面所や浴室で、石鹸を使ってよく洗いましょう。
お風呂に入る直前に手形を取るようにすると、そのままお風呂に入ってしまえばいいので便利です。
便利な手形キットがおすすめ
販売元:TEPSMIGO
赤ちゃんの手形は、インクと紙さえあれば取ることができるものです。しかし、ほかの場所についてしまうインクを使った手形取りにはコツがいりますし、やり直しもできず、保存性も高くありません。
そこでおすすめなのが、手形キットです。粘土などに石こうを流し込んで保存できる形にしてくれるものや、無色のインクを専用の紙に押し付けることで色がつくものなど、さまざまなキットが販売されています。デザインも多様なので、希望に合ったものを探してみてはいかがでしょうか。
こちらのキットは粘土タイプで、手形・足形と一緒に写真を入れて飾ることができます。
販売元:パイロットインキ
こちらは、命名書と赤ちゃんの手形や写真をセットで残しておきたい方におすすめ。価格も手ごろで人気の商品です。
3面アルバムタイプで、赤ちゃんの写真、手形、足型、命名書を一緒に保存しておくことができます。思い出のものが一つにまとまっていると、後で見返しやすく便利です。
出生記録なども残しておけるので、わが子誕生の瞬間を、いつでも振り返ることができますよ。自分用と別に、祖父母に贈っても喜ばれそうですね。
赤ちゃんの手形は大切な思い出
今しか残せないものだからこそ、機会を逸することなく手形を取っておくことをおすすめします。