2017年12月03日 公開

光の芸術・神戸ルミナリエで震災の記憶を語り継ごう

神戸の旧外国人居留地周辺で行われる神戸ルミナリエ。阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と、復興への祈りを込めて1995年から開催されています。神戸ルミナリエといえば、息をのむような美しい幾何学模様が特徴。イルミネーションを見ながら、お子さまに震災の記憶を語り継いでみませんか。

神戸の旧外国人居留地周辺で行われる神戸ルミナリエ。阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と、復興への祈りを込めて1995年から開催されています。神戸ルミナリエといえば、息をのむような美しい幾何学模様が特徴。イルミネーションを見ながら、お子さまに震災の記憶を語り継いでみませんか。

神戸ルミナリエとは

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Russavia/CC-BY-2.0
もともと「ルミナリエ」とは、16世紀後半のルネサンス期にヨーロッパで創られた、光を駆使した祭礼や装飾芸術のひとつ。その後、イタリアで電気照明を使用した幻想的な光の彫刻になり、現在のような形態に変化しました。

一方、「神戸ルミナリエ」がはじまったのは1995年12月のこと。この年の1月17日に阪神・淡路大震災が起こり、多数の犠牲者が出ました。神戸ルミナリエは犠牲者への慰霊や鎮魂のため、さらに神戸の復興・再生のために開催されたのです。

震災の影響が色濃く残る神戸において、ルミナリエの荘厳な姿は大好評。継続を求める声が上がり、以来途切れることなく開催されてきました。もちろん今年も開催が決まっています。

2017年のみどころ

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小倉商事/CC-BY-SA-4.0
2017年は神戸開港150年の記念すべき年です。2016年の電球数は約30万個でしたが、今年はさらに増え約40万個を使用。その数からも力の入れようがうかがい知れます。

旧外国人居留地の仲町通りに設置する作品も距離を延長。約270mという規模になります。会場の入口には巨大な塔とそれに続く光の壁、アーチ状に装飾された玄関がお目見えする予定です。

東遊園地内には神戸開港150年記念作品と、兵庫県政150周年記念作品が設置されます。例年以上に華やかになることでしょう。

震災の記憶を語り継ぐ

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1995年の阪神・淡路大震災では6,400人以上の方が亡くなり、日本中に深い悲しみをもたらしました。しかし、すでに22年が経過しており、若いパパママのなかには記憶にないという方もいるかもしれません。

ただ、その後も全国各地で震災は発生しています。2011年の東日本大震災で多数の方が亡くなり、現在も復興の途上にあることはご存じの通りです。実際に被災していなくても、報道される被害の大きさに心を痛めた人は少なくないでしょう。

震災はいつどこで起こるかわかりません。神戸ルミナリエをきっかけに、自分なりの震災の記憶をお子さまに伝えてみてはいかがでしょうか。

2017年の日程とアクセス方法

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2017年の神戸ルミナリエは12月8日~17日の10日間にわたって開催されます。

点灯時間は曜日によって異なります。

月~木曜日 午後6:00頃~午後9:30
金曜日   午後6:00頃~午後10:00
土曜日   午後5:00頃~午後10:00
日曜日   午後5:00頃~午後9:30

混雑状況によっては点灯時間を繰り上げることも。また、荒天の場合には点灯を見合わせることもあるため、公式の情報を確認するようにしましょう。

開催場所は、旧外国人居留地および東遊園地。JR神戸線・阪神本線元町駅から徒歩7分です。
専用の駐車場はありません。混雑が予想されるので、公共交通機関での来場がおすすめです。

息をのむ美しさを体験してみては

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663highland/CC-BY-SA-3.0
神戸ルミナリエは冬の神戸を代表するイベントとなりました。冬の夜を彩る光の芸術に、お子さまも圧倒されることでしょう。

入場無料ですが、会場には募金箱が設置されています。神戸ルミナリエを継続していくためにも、ここは積極的に協力したいところですね。

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この記事のライター