2〜3歳くらいの子どもは発語数が一気に増え、数にも興味が出てくる頃です。数字や算数の基礎概念を教えるために、実際に2歳児の子どもを持つ筆者が日頃行っている工夫を紹介します。日常の中で無理せず、自然に数に親しめる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
大好きなキャラクターで覚える
車体番号が横に付いているのをご存知でしょうか。主役のトーマスなら1、エドワードは2、ヘンリーは3、ゴードンなら4、ジェームスなら5、パーシーは6……といった車体番号を持っています。
このように、子どもが興味を持っているキャラクターを使って、数字を覚える、教えてみるきっかけにするというのはいかがでしょうか。
階段を1、2、3……と数えながら登る
そのうち子どもも真似して、階段を数えて登るようになるかも⁉ 最初は「いーち、いーち、さーん」などと間違っても修正せず、まずは楽しみながら数えられると良いですね。
お風呂を出る前に数を数えてから出る
今のパパママが小さい頃も、「10まで数えたらお風呂から出ようね」と言って、親と一緒に10まで数えた経験はあるのではないでしょうか。
待つことを覚えたり、時間の感覚を身につけたりするのにも良いきっかけになります。
絵本に出てくるおもちゃを数える
物語がある絵本より、図鑑の方がたくさんの絵・写真が載っているので、数を覚えるには向いています。「ボールはいくつあるかな?」「あひるさんは何羽いるかな?」と声をかけてみましょう。
視覚的に「多い」「少ない」を同時に見せることにより、「量の概念」も同時に教えるチャンスです。「赤いボールと青いボールはどちらが多い?少ない?」と子どもに聞いてみましょう。
エレベーターの階数を押してもらう
我が子にも「4階を押して」「上のボタンを押して」と言うと喜んで押してくれるようになりました。もちろん、事故に注意することと、ほかの方が乗っていないときなど、余裕があるときにしてくださいね。