ハンバーグや肉団子、餃子など、わが家ではひき肉料理が大人気!食べるのはもちろん、4歳の長女は作るのも大好き。お手伝いしてもらいながら、ついでに数や大きさの勉強もできる、おすすめのひき肉料理をご紹介します。楽しく作って学んで、おいしく食べられるなんて最高ですよ!
ひき肉料理は作るのも食べるのも好き!?
野菜も一緒に混ぜ込むことができて、火の通りが早いひき肉は、献立を考える際に筆者自身がとても重宝しています。作ると子どもたちだけでなく、夫も喜びます。喜ぶのでまた作りたくなる、という具合で、食卓に登場する回数が自然と増えました。
また、4歳になった娘は、料理のお手伝いをするのが大好き。ひき肉料理は、小さな子どもでもお手伝いに参加しやすいなと感じています。混ぜたりこねたり成型したり。粘土遊びやお砂場遊びのような感覚でお手伝いできるので、長女は「また食べたい」ではなく「また作りたい」とひき肉料理をせがむことも。
何度も手伝ってもらううちに、「〇個作って」「パパ用にちょっと大きく」といった細かい指示にもきちんと答えてくれるようになりました。そして気づきましたが、これは数や大きさの感覚の勉強にもちょうどいいのです。
おすすめは「鶏肉団子の甘辛焼き」
肉団子は揚げ調理にしてもいいのですが、油跳ねなどで火傷の危険性もあるので、親子クッキングにはむいていません。わが家ではよく蒸し焼きにします。醤油とみりんで甘辛く仕上げると、ごはんにもよく合うおかずになりますよ!
材料と作り方
材料
・玉ねぎ 1/4個分
・ほうれん草 1株
・片栗粉 大さじ2
・塩/こしょう 適量
・植物油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1
作り方
2.ボウルに鶏むね肉、玉ねぎ、ほうれん草、片栗粉を入れて、軽く粘りが出るまでよく混ぜます。塩とこしょうで味付けし、食べやすい大きさの団子にします。
3.フライパンに植物油を熱し全体になじませます。2を入れて表面にこんがり焼き色を付けます。
4.みりんを回しかけ、アルコールを飛ばしたら、ふたをして弱火にし、3分蒸し焼きにします。
5.ふたを開けて醤油を入れて、さらに3分蒸し焼きにします。途中、フライパンをゆすって団子を転がし、味が均等になじむようにします。
鶏肉団子の生地には、しいたけやレンコン、人参などのみじん切りを混ぜてもよいです。あまり野菜が多いと、生地がまとまらなくなるので注意してください。
お手伝いポイントはここ!
数を数える
・パパとママは10個ずつ、子どもは5個ずつ、合計で何個になる?
・〇〇ちゃんと〇〇ちゃんの年齢の数だけ丸めてね。
・あと何個あると、ちょうど4人で分けられる?
お団子を丸めるときに、数につながる声かけをして丸めてもらいます。娘の場合は、丸めることに一生懸命になりすぎて、完成したものを一緒に数えると数が足りない、ということがよくあります。それはそれでいいので「じゃあ、あと〇個作ってね」と追加オーダーして仕上げてもらっています。
大きさを判断する
・パパは大きくしてね
・大中小の3つのサイズ作ってね
お団子なので極端に大きなものや小さなものは作りにくいですが、大きさを意識できるような声かけもよくしています。最初に手に取った量でちょうどいいと思っていても、丸めてみると意外と小さかったり大きかったりするようで、娘は「あれ?おかしいな。なんか違うな」と言いながら丸めています。一度に思った量を手に取って丸められたときはとっても嬉しそうに「見て、できた!」と話してくれます。そういう達成感も大事だなと感じています。
「楽しくておいしい」は食育にもつながる
料理する前のひき肉を見せておき、粘りが出るまで混ぜた後に見せると、「つぶつぶのお肉(笑)が全然違うものになった!」と驚いてくれます。焼いているうちにいい香りがしてくるのも楽しいようで、「今、私がおいしくなる魔法をかけたんだよ~、だからおいしそうなにおいがしてきたでしょ」と得意気に言ってきます。「〇〇ちゃんのおかげでおいしくできた!あとは盛り付け手伝ってね」と、気分が乗ったところで盛り付けもしてもらいます。
楽しみながら数や大きさの勉強ができて、しかもおいしいひき肉料理。小さな子どもと一緒に作るのにおすすめです!ぜひおうちでの食育に取り入れてみてくださいね。