1人目以降の妊娠中の移動時、考えないといけないのが上の子のケア。妊婦は安静に過ごすのが基本ですが、体力が有り余っている上の子を遊ばせたり、一緒に出かけなくてはならない機会も多いはず。現在2人目妊娠中の筆者が、工夫していたお出かけ術と注意点を、体験談を交えてご紹介します。
混雑時の外出は避けて
妊娠中は自分が思っている以上に体のバランスが取りづらく、子どもと手を繋いで手すりにつかまるのはかなり苦労します。
電車やバスで席に座れるよう、比較的空いている時間帯に乗るようにしましょう。
止むを得ずラッシュ時に公共交通機関を利用するのであれば、乗る電車が満員だったら見送る、改札口から少し遠い位置から電車に乗る(乗客が少ない)、混んだエレベーターに無理に乗らないなど、いつもより余分に時間がかかります。時間に余裕を持って出かけましょう。
なるべくベビーカー、がベター
歩いてくれればよいのですが、途中で昼寝してしまったり抱っこを要求されることもしばしば……。
筆者が2人目を妊娠したとき上の子は2歳半でしたが、「ママは今抱っこができない」ことを繰り返し説明して言い聞かせていました。
声かけしたからといって、素直に歩いたりベビーカーに乗ってくれるとは限りませんが、「ママは抱っこできない」という雰囲気をつくっておくことは効果があったように思います。
エレベーターがある駅で降りる
都内の大きい駅や地下鉄ではエレベーターがない、あるいはホームが広すぎて改札からかなり遠い位置にあることも。
もし、エレベーターがない駅でどうしても降りなければならないときは、駅員さんに連絡をしておきましょう。
妊娠中であること、ベビーカーでその駅を利用しなくてはならないことなどを伝えると、駅設備や対処法などを教えてもらえます。
実際、妊娠中にエレベーターがない駅を利用したことがありますが、その駅では警備員さんが階段の乗り降りを手伝ってくれました。
エレベーターがない駅では、警備員さんや駅員さんが階段の前に立っていたり、周囲の人が暗黙の了解で手伝ってくれたりすることもあるのだそうです。
マタニティマークを身に着ける
昨今マタニティマークを付けることについて賛否両論ありますが、マタニティマークは急に自分が倒れたり、事故に巻き込まれたときに、「自分が妊娠中であること」を示すものです。
外出先で何らかの要因で医療行為を受ける可能性は、誰しもないとはいえません。妊娠中は医療行為に一定の制限があり、それを知らせるためのものとしてマタニティマークは非常に重要なものなのです。
特にお腹が出ていない初期の頃は見た目では全くわかりませんので、必ず身に着けておきましょう。
早めに帰る、無理をしない!
特にベビーカーに乗りたがらない幼児との外出だと、子どもになるべく歩いてもらうしかありません。昼寝の前に家にたどり着けるように調節できればベストですね。電車でのお出かけなら、遅くともラッシュの前に帰りの電車に乗りましょう。
妊娠中のお出かけは「無理をしないこと」「疲れたら休む」が最重要です。くれぐれも無理のない範囲で、お出かけしてくださいね!