春の一大イベント【イースター】。オランダのイースターは、デコレーションしたイースターボックスという箱に、友だちの朝食を入れて登校し、学校で一緒に食べるという行事があります。春の楽しみのひとつ、イースターのお祭りをご紹介します。
イースターはキリスト教圏にとって重要なお祭り
十字架にかけられて死亡したキリストが3日後に復活したことを祝うための日で、春分の日から数えて最初の満月のあとの日曜日、3月の下旬から4月上旬頃に行われます。2018年は4月1日。
ちなみに、イースター前の金曜日はGood Friday(聖金曜日)と呼ばれ、キリストの受難の日(死亡した日)とされる祝日です。
暗い冬から春にかわる頃、ヨーロッパ圏ではマタイ受難曲のコンサートが開催されたり、牧場では子ヤギの赤ちゃんが産まれたり……、花開く季節の象徴であるイースターが待ち遠しくてウキウキする季節です。
イースターパーティーは朝食に行うのが基本
オランダでは、リング型のちぎりパンやフルーツのふんだんに入った甘いパンを食べることが多いです。
ゆったりと朝食を楽しんだ後は、事前に隠しておいたペイントした卵や卵型のチョコレートを探す、エッグハンティングも行い、家族でのんびりと過ごすのが特徴です。
朝食を交換するイースターブレックファーストって?
好きなもの、嫌いなもの(またはアレルギーなどで食べられないもの)を記入して学校に提出。その後、わが家にはクラスメイトのリクエストシートが手元にやってきました。このリクエストシートを元に、自分の子のクラスメイトのための朝食ボックスを作成するのです。
イースターボックスのデザインあれこれ
この箱をデコレーションするための専用グッズも販売されています。
最後に
準備する親は、相手の子どもに気に入ってもらえるかドキドキしましたが、シンプルごはんが基本のオランダでは、思っていたほどの気遣いは必要ないようで、楽しめました。