印象的なキャラクター、鮮やかな色彩、独創的なストーリー――多くの子どもたちを夢中にさせてきた人気絵本作家、島田ゆか、酒井駒子、ヒグチユウコ、ヨシタケシンスケ、なかやみわの原画展が開催されます。絵本の魅力を体感できる展覧会に、お子さまとお出かけされてみてはいかがでしょうか。※記事内の画像は全て展覧会のための書き下ろし作品です。
約200点の絵本原画と老舗絵本雑誌『MOE』の足跡
同展は、絵本情報誌・月刊『MOE』の創刊40周年を記念して行われるもので、同誌の読者から支持の高い絵本作家5人が代表作の原画を約40点ずつ出展。合計約200点の原画が一堂に会する展覧会です。
また、『MOE』の足跡をたどりながら、絵本の歩みを振り返る展示もあり、絵本の歴史や魅力に触れることもできます。
創造力を刺激する、日本が誇る人気絵本作家たち
大ヒット絵本「バムとケロ」シリーズの作者である島田ゆか氏。
書籍の装画なども手がけ、『よるくま』など代表作の多い酒井駒子氏。
ファッションブランドなど企業とのコラボレーションも展開し、猫をモチーフにした作品が人気を集める画家でもあるヒグチユウコ氏。
『りんごかもしれない』『もう ぬげない』などの絵本が大人からの支持も厚いヨシタケシンスケ氏。
「そらまめくん」などの人気シリーズが多数あり、子どものために作品を生み出し続けるなかやみわ氏。
会場内は、このように世界観も絵の表現や作風などもまったく異なる5名の絵本作家たちの作品がスペースを区切って展示し、それぞれの“部屋”には原画とともに、作家自身の「大切にしているもの」や絵本づくりへの思いなども紹介されます。
各作家たちの世界観を肌で感じられる空間の中で、それぞれの作品の魅力を体感できるはずです。
親子で楽しむ絵本の世界!
繊細で緻密、ポップで優しいなど、さまざまに心に響く原画を鑑賞するのはもちろん、かつての雑誌に懐かしさを抱いたり、今の『MOE』から絵本の流行を追ってみたりと、子どもだけでなく大人も楽しめる展覧会になっています。
会期はゴールデン・ウィークにかかっていますので、連休のお出かけ予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。
また、同展が開催される東京・松屋銀座6階には、月刊『MOE』がセレクトしたアイテムの並ぶショップ「MOE絵本くらぶ」があり、同誌特集にまつわる絵本やグッズ、バックナンバー、名作絵本などが販売されています。
絵本のプロが選りすぐった作品の収まる本棚の中に、お子さまの心を惹くとびきりの一冊が見つかるかもしれません。ご興味のある方は展覧会を楽しんだ後に立ち寄られてみるのもおすすめです。
開催概要・日程
島田ゆか 酒井駒子 ヒグチユウコ
ヨシタケシンスケ なかやみわ 5人展」
【会期】
2018年4月18日(水)〜5月7日(月)
【会場】
松屋銀座8階イベントスクエア
http://www.matsuya.com/m_ginza/
【開場時間】
午前10:00〜午後8:00
(入場は閉場の30分前まで。最終日は午後5:00閉場)
【入場料】
一般800円(600円)、高校生600円(500円)、小中学生400円(300円) ( )内は前売り料金
前売り:ヤフーパスマーケット、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンイレブンにて4月17日(火)まで販売。
【主催】
MOE40th 絵本作家展実行委員会/白泉社
【協力】
偕成社、童心社、PHP 研究所、福音館書店、ブロンズ新社、文溪堂