過去2回にわたり、自宅でできる絵画考査対策をお伝えしました。今回は、応用編です。人間や動物のレパートリーを増やす方法や背景を豊かにするコツ、日々できるおすすめの練習方法などをご紹介します。描けば描くほどうまくなるのが絵です。どんどん練習していきましょう!
基礎ができるようになったら……
お受験絵画を自宅で学ぶには(1)「『お受験』はじめました!」vol.14
お受験絵画を自宅で学ぶ(2)「『お受験』はじめました!」vol.15
・口頭で伝えた絵のテーマを覚え、正確に描けるようになる
・画用紙いっぱいに大きく描けるようになる
・さまざまな表情や動きをつけた人間が描けるようになる
・いくつかの動物が描けるようになる
以上4点がクリアできたら、応用へ進む準備はOKです。志望校に合わせて実践を積んでいきましょう。
人間のバリエーションを増やす
1:大人の顔の輪郭は「長丸」
2:背の高さに気をつける
動物のレパートリーを増やす
鳥は意外と難しいです。図鑑でよくフォルムを確認してくださいね。
動物は擬人化する練習も!
テーマに合わせたパーツを描いて背景を豊かにする
森や公園などはよく出るテーマですので、練習が必要です。
たとえば森だったら、たくさんの木を描き込んだり、草がたくさん生えていたり。公園だったらブランコやジャングルジムなどを描き込んでおくと良いでしょう。
実際の考査内容
物語を1枚の絵に表現する
思い出を絵にする
この場合は、父母などの大人の姿や、自宅の様子などの背景もしっかりと描き分けられる必要があります。
想像力が問われる問題
練習のポイント
とにかく画用紙いっぱいに描く
絵日記も効果的
描いた内容を口頭で説明させると面接対策にもなって一石二鳥!ワーキングマザーのママミーヤはついつい効率を求めてしまいましたが、子どもにとっても無理なく対策できるのでおすすめです。
ママミーヤは、思い出について子どもが話した内容を画用紙の裏にメモしておいたのですが、願書作成の時に役立つこともありましたよ。
想像の世界の中にも秩序あり
想像の世界の中でも、できるだけ楽しい雰囲気を演出できるようにしたほうが良いでしょう。
また、発想を鍛えるために「こんなことができたらいいな」とか「もしも○○があったらどうする?」というような問いかけをちょくちょくして、子どもからの答えをいろいろと引き出していくのも良いと思います。
問いかけを重ねていき、アイデアを出すことに慣れさせるのも大切です。
描けば描くほどうまくなる!
過去の自分の絵と比較して上手になっていることを実感すると、自信がついてより堂々としたタッチの絵に変わってきます。
コンクールで賞を取るような絵が求められているわけではありません。見る人に内容が「伝わる絵」を描かせることが大切です。
褒めるだけではなく、ポイントをしっかり指摘しつつ、勉強の息抜き時間として絵の練習ができればまたまた「一石二鳥」ですね(コレばっかりですね笑)!