はじめて赤ちゃんと一緒に飛行機に乗るときは、不安が大きいですよね。筆者は息子が1歳のときから、片道10数時間、乗り換え2回の飛行機旅を母子でしています。その経験から、パパママが少しでも安心して赤ちゃんと飛行機の旅行ができるような情報を紹介します。
赤ちゃんはいつから飛行機に乗れる?
世界保健機構(WHO)の International Travel Health には、健康な赤ちゃんは生後48時間以上であればフライト可。けれども、生後7日まで待つのが望ましいと書かれています。
赤ちゃんの飛行機代は必要?
国内線
国際線
大人が同伴できる幼児の人数と運賃
また、出産予定日から28日以内の妊婦が同伴できる幼児は1名のみです。赤ちゃんをひざに座らせることはできないので、小児運賃を支払います。
赤ちゃんと飛行機に乗るときの注意点
座席の選び方
ただし、親子2人のときは、中央座席の通路側を選びましょう。そうすることで、隣の乗客に声をかけずに移動することができます。また、子ども連れの身では、隣の乗客の移動のためにすぐに席を立ったり席の前の通路をあけることが難しいです。そういう意味でも、中央座席の方が、隣の乗客は自分とは反対側から通路に出てもらうことができるのでおすすめです。
ベビーベッドやバシネットを使用する際は、選択できる座席が限られます。料金は別にかかりませんが、事前に航空会社に確認をしてから航空券を予約しましょう。
耳抜きの方法、食事、授乳の仕方
飛行機の離着陸のときに、赤ちゃんはあまり耳が詰まらないといわれています。けれども、気圧の変化で耳が痛くなったり、違和感を持ったりすることはあるようです。耳の痛みを予防するために、離着陸時には、母乳、ミルク、白湯など、何か飲み物を飲ませるようにしましょう。また、おしゃぶりにも耳の不快感を予防する効果があります。
〇食事
国際線など長時間のフライトの場合は、事前に予約をすれば離乳食や幼児食が用意されます。けれども、食べ慣れたものを持参するのがおすすめです。粉ミルクも機内に用意されていますが、飲み慣れたものを持参しましょう。粉ミルクはキャビンアテンダントにお願いすれば、お湯を入れて作ってもらうことができます。
〇授乳の仕方
授乳は座席でできるように、授乳用のケープなど胸元を隠すためのものは忘れずに持っていきましょう。赤ちゃんが吐いてしまったときに必要なガーゼや着替えはひとつにまとめて、前の座席の下の取り出しやすい場所に置いておくのがおすすめです。赤ちゃんの着替えだけではなく、ママの着替えもお忘れなく。
おむつの交換の仕方
ベビー用品で飛行機に持ち込めるもの、持ち込めない物
ベビーカーは、機内持ち込み手荷物のサイズ以内に折りたためるものは持ち込み可能ですが、使用できるのは搭乗口の前までです。大きなベビーカーは持ち込めないので預けます。
乳幼児との飛行機での旅行の準備や手荷物については、以下の『乳幼児と飛行機……でも準備が万端なら怖くない!』の記事も参考にしてくださいね。
乳幼児と飛行機……でも準備が万端なら怖くない!
飛行機内で赤ちゃんが大泣き!泣き止ませる方法
授乳期間中でしたら、飛行機で大泣きした赤ちゃんを泣き止ませるには授乳が効果的です。また飛行機の後方など、他の乗客の視線が気にならないところに移動をしてあやすと、落ち着く場合があります。お気に入りのおもちゃ(音のならないもの)も赤ちゃんを泣き止ませるのを助けてくれるでしょう。
ANAやJALには、赤ちゃんや子どもとの飛行機での旅行を快適にするサービス(ベビーカーの貸し出し、優先搭乗など)があります。各航空会社のホームページを事前に読んでおき、便利なサービスはどんどん利用してくださいね。また、疑問や不安なことは航空会社に問い合わせをしておきましょう。