赤ちゃんが1歳になるまでは、お祝いの行事がたくさんあります。予約や準備が必要になる行事も多いため、早めに内容を確認しておきましょう。地域ごとの違いやスケジュールを家族でよく話し合って、笑顔で赤ちゃんをお祝いできるよう準備をしてください。
赤ちゃんのお祝い行事には何がある?
妊娠中に行うものは、胎児の成長と安産への願いを込めた「帯祝い」。誕生してからのお祝いは、「お七夜」や「お宮参り」などをはじめ、成長を祝い、健やかに育つようにと願いを込めて行います。誕生してから1年の間はお祝い行事がたくさんあるため、パパママはスケジュールを上手く調整していきましょう。
お祝いの種類や方法は地域の風習によって異なるため、両家で話し合って準備していくことをおすすめします。
出産前の行事
帯祝い
正式には戌の日とされていますが、妊婦さんの体調や家族のスケジュールなどを考慮して、現代では妊娠5カ月ごろで妊婦さんの体調が良く、家族のスケジュールが合う日に行われるのが一般的です。
出産後は、安産祈願をした神社に無事に出産した報告のお参りを行います。いただいた帯やお守りがある場合は、そのときに返納しましょう。
出産後~1歳までのお祝い行事
お七夜
現代では7日目にこだわらず、ママや赤ちゃんの体調が良いときに両親だけ、または両親とおじいちゃんおばあちゃんだけでお祝いするというケースが一般的です。
お宮参り
現代は日付にこだわらないケースが増えています。生後30日前後で体調が良く、家族のスケジュールが合う時期を選びましょう。
また、お宮参りのときは父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするという決まりがありましたが、こちらも今は臨機応変に対応している家族が多いようです。
お宮参りの時期はまだ赤ちゃんの体調も不安定なことが多いため、無理のないスケジュールを立てるようにしましょう。
お食い初め
お膳の内容や食べさせる順番、内容などは地域によって異なるため、両家の想定している内容が食い違うケースも。事前に話し合って準備しておくと、スムーズにお祝いできるでしょう。
初節句
年中行事には5つの節句がありますが、女の子は3月3日の上巳(じょうし)、男の子は5月5日の端午(たんご)に行います。女の子の節句は「桃の節句」や「ひな祭り」、男の子の節句は「尚武の節句」や「菖蒲の節句」と呼ばれることも。
初節句には、雛人形や鎧兜、武者人形、こいのぼりなどを贈り食事会を催すなど、盛大に祝われるのが一般的でしたが、形式にこだわる必要はありません。金銭的な負担や住宅環境などを考慮して、簡略化した品物にするケースや、食事会を行うだけという家庭も増えているため、状況に合わせて計画を立ててください。
初誕生日
「一生食べ物に困ることがないように」という願いを込めてお餅をかつがせる「一升餅」や、赤ちゃんの未来を占う「選び取り」など、地域によって初誕生で行う行事はいろいろあります。
赤ちゃんのお誕生日を家族が笑顔で迎えられるように、事前にお祝いに取り入れる内容を話し合っておくと良いでしょう。
性別ごとのお祝い行事の違い
お宮参りであれば服装やおでこに記す文字、お食い初めであれば食器、節句のときは料理や贈り物は、男女で違うものを用意するのが決まり。伝統行事は地域や赤ちゃんの性別によって細かな違いがあるため、事前にリサーチしてくと安心です。
お祝い行事を行うときのパパ・ママの服装
特に決まりがない場合は、ママの場合は、上品なワンピースやスーツなど、控えめで落ち着いた印象のある洋服がおすすめ。赤ちゃんを抱っこすることも多いため、動きやすいかどうかチェックしておきましょう。華美な服装や露出の多い服装、カジュアルすぎる服装は不向きです。
パパの場合はブラックスーツが基本ですが、ダークカラーのビジネススーツで済ませる家族も増えています。シャツの色は白の無地を合わせましょう。ネクタイはブラックスーツならホワイトやシルバー系のお祝いに向くもの、ビジネススーツの場合は色が明るめのものが最適です。
赤ちゃんのお祝い行事を行う際のポイント
神社に祈祷をお願いする際は、ほとんどの場合事前に予約が必要で、日柄の良い日はすぐに予約が埋まってしまう可能性も。誕生日から計算して早めにスケジュールを組んでおき、忘れないようにカレンダーにメモしておくとよいでしょう。