がまくんとかえるくんは、いつも一緒にいる仲良しのお友達。2人の友情を描いた「がまくんとかえるくんシリーズ」は教科書にも掲載されているので、懐かしく感じるパパママも多いのではないでしょうか。友達の大切さを教えてくれる、シリーズ全4作をご紹介します。
「ふたりはともだち」
著者 :アーノルドローベル(作) 三木卓(訳)
出版社 :文化出版局
「がまくんとかえるくんシリーズ」の中で、最初に発表された作品がこちら。2匹のユーモラスな友情のお話が5編、収録されています。
この中のひとつ「おてがみ」は、小学校の国語の教科書に採用されており、子どもへの読み聞かせには最適。心が温かくなるような優しいお話ばかりなので、寝る前の読み聞かせにもおすすめです。
この本は、アメリカの児童図書館協会がその年のもっとも優れた絵本画家に贈る「コールデコット賞」を受賞しています。
「ふたりはいっしょ」
著者 :アーノルドローベル(作) 三木卓(訳)
出版社 :文化出版局
少し悲観的な性格のがまくんと、いつも前向きで明るい性格のかえるくん。正反対の2人ですが、がまくんとかえるくんはいつも一緒にいます。2作目も、仲の良い2人の姿にほっこり癒されます。
「ふたりはいっしょ」では、「よていひょう」「はやくめをだせ」「クッキー」「こわくないやい」「がまくんのゆめ」の5つの物語が収録されています。短いお話が集まっているので、小さなお子さまでも飽きずに最後まで楽しめるでしょう。
またこの本は、アメリカでもっとも優れた児童文学書に贈られる「ニューベリー賞」を受賞しました。
「ふたりはいつも」
著者 :アーノルドローベル(作) 三木卓(訳)
出版社 :文化出版局
いつも一緒にいる、がまくんとかえるくんの「いつもの日常」を描いています。「そりすべり」「アイスクリーム」「クリスマス・イブ」を含む5つの物語を収録。春夏秋冬それぞれの日常が描かれています。
毎日の何気ない日常に、大切なものがあることを教えてくれる一冊です。お子さまに読み聞かせをしながら、今日過ごした何気ない出来事を話すのもいいかもしれません。
「ふたりはきょうも」
著者 :アーノルドローベル(作) 三木卓(訳)
出版社 :文化出版局
がまくんとかえるくんシリーズ最後の作品です。この作品は、「オランダ銀の絵筆賞」を受賞しました。
シリーズの最初からずっと一緒にいる、がまくんとかえるくん。たこあげするとき、誕生日のお祝いをするとき、こわい話をするとき、どんなときでも、がまくんとかえるくんは一緒にいます。そんな2人の友情物語に、お子さまも「友達は大切なもの」と改めて感じるのではないでしょうか。
絵本から得られるもの
がまくんとかえるくんシリーズは、世界中で親しまれている名作中の名作。毎日の中にある幸せや、お友達の大切さを教えてくれます。どんな絵本を読みきかせようか迷っているパパママは、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。