遠足や運動会など、外での行事が増える季節には、親子でてるてる坊主を作る機会が多くなります。しかし意外と正しい作り方やその後の処分の仕方など、正確な知識を持っている方は少ないかもしれません。そこでてるてる坊主にまつわる疑問や正しい作り方などを紹介します。
てるてる坊主の正しい作り方は?
でも、ちょっとしたコツを覚えておくだけで、てるてる坊主がさかさまになることを防ぐことができます。
用意するもの
てるてる坊主の胴体になります。
・綿、ラップ、丸めたティッシュなど
頭の部分に詰めます。できるだけ軽いものがおすすめです。
・油性マジック
顔を描きます。一説には、てるてる坊主の顔はのっぺらぼうが良いとされていますが、お子さまのお好みで選択してください。
・針と糸
つるすひもをつけるのに使います。
・輪ゴム
首の部分を縛ります。
作り方
2.ティッシュなどの真ん中に頭となる綿を置き、ティッシュの真ん中に先ほどの針を刺して糸を通します。
3.首の部分に輪ゴムを巻きましょう。首の部分にリボンなどを巻くとさらにかわいくなります。
4.顔を描きたい方は顔を描きます。
てるてる坊主がさかさになる原因は、重心が頭の部分にあるため。でも頭のてっぺんから糸を出すことで、重心を気にせず作ってもさかさまになることを防ぐことができます。
頭のてっぺんから糸を出すことが難しいという場合は、頭を小さく、胴体を大きめに作るよう心がけましょう。
さかさまになってしまったときは?
この場合は、2重に糸を通した針を首の部分から入れて頭のてっぺんから出し、つるす部分を頭のてっぺんに作り直してみてください。
つるす場所はどこがおすすめ?
・前日につるす
「てるてるぼうずてるぼうず、あしたてんきにしておくれ」と、てるてる坊主の歌の歌詞にあります。この歌詞からもわかるように、てるてる坊主は晴れて欲しい日の前日につるすのがよしとされているようです。
・太陽がよく見える南側が吉
てるてる坊主は、太陽がよく見える南側の窓際や軒先につるすと効果があるといいます。
てるてる坊主の処分の仕方は?
・願いがかなったときは
1.顔を描いていないてるてる坊主を作った場合は、顔を描く
2.頭からお酒をかけて処分するか、燃やす
「ありがとうございました」という気持ちを込めて処分するようにしましょう。
・雨が降ってしまったときは
顔を描かずに燃やすor小箱などに入れて処分
このとき、「次は晴れますように」と思いを込めて処分します。
正しい作り方で、効果をアップ
昔ながらの風習には必ず意味があり、やり方も定められていることがほとんど。てるてる坊主を作るときには、お子さまと正しい知識を確認し、思いを込めて作ってみてはいかがでしょうか。大切な行事やお出かけ当日、きっと晴れてくれるはずです。