海外では、誕生日を迎える人がパーティーを主催したりプレゼントを配ったりする国が多くあります。たくさんの人にお祝いされると同時に、周囲に感謝の気持ちを伝える誕生日ってステキですよね。そんな、幸せをおすそ分けするような誕生日の過ごし方を紹介します。
娘が学校からチョコレートをもらって帰ってきた日
「誰にもらったの?」と聞くと、クラスメートのイサちゃんが誕生日で、彼女からクラス全員に配られたのだといいます。
ネパールでは、誕生日を迎える人は、周りの人にお振る舞いをするのが当たり前となっています。無事に誕生日を迎えられたのも、家族や学校の友達など自分の周りにいるみんなのおかげ。そんな感謝の気持ちを込めて、誕生日の日には、キャンディーやチョコレートを友達に配るそうです。
とてもいい習慣だなあと感心しました。
誕生日の人がお振る舞いをする習慣のある国は意外に多い
イギリスでは誕生日を迎える本人がパーティーを主催して周りの人を招待したり、学校や職場にケーキを持参するのが普通です。ブルガリアでは、誕生日には友人にチョコレートを配ります。南米のアルゼンチンでも、誕生日にケーキやお菓子を買って周りの人に振る舞う習慣があるそうです。
誕生日に周りの人にご馳走をする習慣は、ベトナムなどでも見られます。
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祝ってもらうだけの誕生日から、感謝を伝える誕生日へ
こんな幸せを家族だけで味わうのはもったいないと思いませんか? 幸せはおすそ分けすることでさらに大きくなるもの。
そして、誕生日を迎えることができたのは、自分たちだけの力ではなく、支えてくれる周りの人々があってこそ。誕生日は、そんな周りの人に感謝の気持ちを伝える絶好の機会でもあります。
豊かな心とは、幸せを感じることのできる心、周りの人に感謝できる心。誕生日をそんな豊かな心を育てる日にしていきませんか?
まずは親が自ら感謝の気持ちを伝えてみよう
「今日は、ママの誕生日です。パパや〇〇ちゃんのおかげで、家族揃って誕生日を迎えることができました。本当にありがとう。今日は感謝の気持ちを込めて、みんなの大好きなおかずを用意しました」
何も特別なことをする必要はありません。感謝の気持ちが伝わることが大事です。
そんな親の姿から、子どもは、自然に感謝する気持ちを学んでいくのではないでしょうか。