子どもに人気があるバッタ。外で遊んでいても見つけやすい昆虫です。ここでは、トノサマバッタやショウリョウバッタなど、有名なバッタを5種類紹介します。見分け方やよく見られるシーズンなども、バッタの種類によって違うもの。ぜひご参考にしてください。
トノサマバッタ
長方形のズッシリとした大きな身体は、まさに殿様と呼ぶのにふさわしいフォルム。荒地や河原の草むらなどにいることが多く、7~11月ごろによく見られます。
後ろ足を羽にこすりつけて鳴きます。鳴き声は、キチキチといった声です。
ショウリョウバッタ
公園や芝生、河川敷や草原などでよく見られ、時期としては7~10月ごろに見かけます。
オスは飛び跳ねながらチキチキと鳴くため、チキチキバッタともいわれています。バッタがいそうな場所に行ったら、お子さまと一緒に耳を澄ませてみましょう。
オンブバッタ
見分け方のポイントとしては、まずオンブバッタはショウリョウバッタよりも身体が小さいことが挙げられます。ショウリョウバッタのオスが、体長50mm前後だとすると、オンブバッタのオスは体長25mm程度。その違いは、倍ほどになります。
またオンブバッタには、顔にイボがあるのも特徴。顔にイボがあるバッタは、オンブバッタのみなので、気になったら確認してみるといいでしょう。
畑や草地に生息し、8~11月ごろにかけて見られます。鳴き声については、はっきりとは分かりませんが、鳴かないことが多いそうです。
ツチイナゴ
ツチイナゴは、季節に合わせて身体の色を変えるバッタです。幼虫の時期である夏は緑色に、成虫の時期である秋・冬は茶色になります。これは、周りと同化して、敵から身を隠すためだといわれています。
よく丈の高い草木の葉上にいるので、目を凝らして探してみましょう。オオオナモミにとまっていることも多いです。
4~11月ごろによく見られ、鳴き声はシャキシャキシャキという声です。
クルマバッタ
林や草原、草丈に高低差のある場所などで出会うことが多いでしょう。7~11月ごろにかけて見られます。
外で遊びながらバッタを探してみよう
捕まえた後はそっと逃がしてあげるか、大事に飼うことを考えてもいいですね。お子さまと一緒に相談して決めましょう。