2018年08月12日 公開

子ども食堂はワンオペ育児、孤育て中の親にとって助かる場に

近年、全国で急速に増加中の子ども食堂。主な目的は家庭での孤食が多い子どもたちに、無料か低料金で共食の機会を提供することですが、多くの子ども食堂は親も参加対象。核家族、ワンオペや一人親家庭の親子が共にリフレッシュできる場としても注目されています。

近年、全国で急速に増加中の子ども食堂。主な目的は家庭での孤食が多い子どもたちに、無料か低料金で共食の機会を提供することですが、多くの子ども食堂は親も参加対象。核家族、ワンオペや一人親家庭の親子が共にリフレッシュできる場としても注目されています。

「子ども食堂」とは?

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via photo by Mie.S
子ども食堂とは、家庭における共食が難しい子どもや貧困家庭の子どもたちに対して、無料、または100~500円程度の安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する場所です。

地域住民などによる民間団体やNPO法人などが運営し、全国に2,200カ所以上あり、最も多いのは東京都で335カ所です(2018年4月現在)。

しかし、「貧困の子どもを救済する食堂」というイメージが強すぎると、本当は困っているのに足を運びにくくなってしまうなどの問題もあり、特に利用条件を限定しない子ども食堂も増加。地域交流や子どもの見守りの場としても親しまれつつあるようです。

子ども食堂の開催場所や頻度は?

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Africa Studio / Shutterstock.com
農林水産省が2018年3月にまとめた、子ども食堂運営者(274件)へのアンケートによると、開催場所は、公共施設(公民館、児童館など)が39.1%で最も多く、その他には運営団体が所有するお寺や教会、飲食店などが多いことがわかりました。

子ども食堂の開催頻度は、「月1回程度」 が48.5%がトップとなり、次いで「2週間に1回以上」が24.5%、「週1~2回」は10.9%、「ほぼ毎日」は3.3%です。

また、開催時間は「平日の夜」が55.8%で最も多く、次いで「土日祝の昼」が39.1%、「土日祝の夜」が16.1%と続きました。

子ども食堂の利用は子どもだけじゃない!

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Syda Productions / Shutterstock.com
農林水産省のアンケートによると、子ども食堂の参加対象者は、「小学生」が最多となっているものの、実際の参加者は「未就学児」も含み、また、「子どもに付き添う親」「高齢者」など、幅広い世代になっているようです。

子ども限定というイメージもありますが、同アンケートによると、8割弱の子ども食堂が、子どもに付き添うパパママも参加対象と回答。

アンケート結果には、まわりに知り合いがいないママや子育ての悩み相談をするママが訪れている実例も紹介されていて、地域で子育てを支える存在も担っているようです。

未就学児を育児中のパパママが、親子で子ども食堂を利用することで得られるメリットを改めて3つご紹介します。

お年寄りや育児の先輩パパママに悩み相談ができる

子ども食堂は、育児中の悩みごとを気軽に相談できる場として機能しているケースも。ご飯を食べながら、たわいもない話をしつつ、育児について情報交換や悩み相談をしているパパママも多いようです。孤育てやワンオペに悩んでいる親も、話を聞いてもらうことでストレス解消にもつながります。

ゆっくり食事ができる

学生や地域のボランティア、お年寄りが赤ちゃんや子どものお世話をしてくれることが多いため、その間にパパママはゆっくり食事を取ることができます。「出産してからはじめて座って一緒に食事を取れた」など、普段は子どもを抱っこしながら、また着席してご飯をゆっくり食べる暇もないパパママたちから、リフレッシュできると大変好評のようです。

「普段は、子連れで外食もままならないけれど、子ども食堂なら勇気を出せた」という声も。

知り合いのいない人でも地域とのつながりが持てるようになる

子ども食堂は、地域とのつながりを大事にしている場所です。転勤や引っ越しで、周囲に知り合いがいないなど、ワンオペや孤育てで悩んでいる親子にとって、地域とのつながりを持てるきっかけになります。
その他、「偏食が激しいなど、普段はよく食べてくれないけれど、子ども食堂の食事なら食べた」との声もあります。未就学児で、皆で同じものを食べるという共食の機会がない子ども達にとっても良い経験になる様子です。

また、「小学生になってから子ども一人で行かせる前に、まずは親子で参加して雰囲気を知り、人とのつながりを作る」という目的で参加される方も多いようです。

子ども食堂では食育にも取り組んでいる

photo by Mie.S (110701)

栄養バランスの良い、手作りの同じ食事を、大勢で一緒に食べるというのも現代では貴重な機会となっているのかもしれません。
via photo by Mie.S
子ども食堂は、主に、貧困家庭や共食が難しい子どものためにより良い食事の機会を提供している場所ではありますが、その他にもさまざまな取り組みが行われているようです。

『活動目的として強く意識していること』という設問では、「多様な子どもたちの地域での居場所づくり」がトップとなっています。その他にも「子どもたちにマナーや食文化、食事や栄養の大切さを伝えること 」といった食育も意識している団体が多い状況でした。

困ったときは気軽に利用してみよう

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Have a nice day Photo / Shutterstock.com
子ども食堂は、子どもが1人で食事をする機会を少しでもなくし、栄養バランスのとれた食事の大切さや食育にふれるといったことも含め、たくさんの取組みが行われています。

子どもの居場所づくりとして、自治体から補助金が交付されているケースもありますが、多くは、寄付者と地域のボランティアスタッフによって成り立っています。

ワンオペ育児や孤育てなど、ちょっと子育てで辛くなったときなど、まずは一度、親子で気軽に利用してみてはいかがでしょうか?または、何かお手伝いやボランティアでできることもあるかもしれませんよ。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター