2018年09月02日 公開

クレヨン・クレパス・パステルの違いは?それぞれの使い方や特徴を紹介

似たように感じるクレヨンとクレパス、パステルですが、明確な違いがあることをご存知でしょうか。線画向き、色塗り向きなど、それぞれの特徴によって適した使い方にも変わってきます。画材の違いを活かして、お絵かきをより楽しみましょう。

似たように感じるクレヨンとクレパス、パステルですが、明確な違いがあることをご存知でしょうか。線画向き、色塗り向きなど、それぞれの特徴によって適した使い方にも変わってきます。画材の違いを活かして、お絵かきをより楽しみましょう。

クレヨン+パステル=クレパス

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Elena Schweitzer / shutterstock.com
実はクレパスは、日本の文具メーカー・株式会社サクラクレパスが開発した商品です。サクラクレパスは線画に向いた硬いクレヨンと、色塗りに適したやわらかいパステルの間をとった商品を開発すべく研究。

クレヨンに液体油を加えることで、線画にも、色の混合にも適した画材を作り上げました。それが「クレパス」です。

硬い順に、クレヨン・クレパス・パステルと並びます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

クレヨンの特徴と使い方

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Pao Laroid / shutterstock.cm
クレヨンは、ろうやパラフィンなどの固形ワックスに顔料を加えて作った画材です。外国では、こうして作られる画材のことはすべてクレヨンと呼び、日本でいうチョークなどもその分類に入ります。

手触りは硬く、はっきりとした線を描くのに最適。紙にぴったり定着するので、紙の上で色を混ぜて使うことはできません。

子どもにクレヨンを与える場合は、間違って口に入れても大丈夫なよう、舐めても安全なものがおすすめ。また、水で落とせるタイプを選べば用紙からはみ出ても掃除が簡単です。

クレパスの特徴と使い方

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商品名:サクラクレパス クレパス 16色 ゴムバンド付き LP16R
販売元:サクラクレパス
はっきりとした線を描くことに向いているクレヨンに比べると、より深みのある表現が可能なクレパス。クレヨンとパステルの長所をあわせ持った画材として、高い評判を呼びました。

クレパスは紙の上でまじりあい、色をぼかすことができるのが特徴です。手でぼかしたり、色を混ぜて別の色を作ったりといった新しい表現に挑戦できます。

クレヨンよりやわらかく伸びがよい分、手や周囲が汚れやすいため注意しましょう。

パステルの特徴と使い方

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パステルには、クレヨンのようにロウやパラフィンは含まれていません。粉を棒状に固めた画材のことで、着色顔料と、結合材からできています。

粉落ちしやすいので、定着液で固めておかないと、描いたままの状態を保つことができません。線を描くのには向いておらず、塗りつぶしたり、色を混ぜたりするのに適している画材です。

広い範囲を塗る時は寝かせて使い、線を引く時は角を使うなど、描きたい内容によって使い方が変わります。また、削って粉にしたものを指やティッシュなどでぼかすと、ふんわりしたやさしい雰囲気が出るなど、他にもさまざまな使い方ができます。

直接手で触ってお絵かきすることになるので、成分の安全性を示すAPマークやCEマークがあるものが安心です。

それぞれのテクスチャーを楽しもう

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多くの方は、クレヨンとクレパス、パステルの名称の違いを気にせず過ごしているのではないでしょうか。しかしこれらの間には、はっきりとした違いがあります。

お絵かきをするときに、ちょっとだけ意識して、それぞれの特長を活かした絵を描いてみましょう。お子さまにも違いを伝え、手で触れながら実感してもらうことで、表現の幅が広がり、お絵かきがより楽しくなるかもしれません。

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この記事のライター