2018年10月07日 公開
「魔の2歳児」への対処法とは?行動の特徴と上手な接し方
子育て中のパパママであれば、「魔の2歳児」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。これは、2歳の時期に訪れる第一次反抗期のこと。「真の2歳児」の特徴や、上手な接し方をまとめました。この年頃の癇癪を理解して、育児を楽にするポイントを整理してみましょう。
子育て中のパパママであれば、「魔の2歳児」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。これは、2歳の時期に訪れる第一次反抗期のこと。「真の2歳児」の特徴や、上手な接し方をまとめました。この年頃の癇癪を理解して、育児を楽にするポイントを整理してみましょう。
「魔の2歳児」と呼ばれる第一次反抗期の特徴
おりこうさんにパパママの言うことが聞けた1歳の頃とは異なり、自我が目覚めてくる2歳の時期は、自己主張も強くなります。パパママの多くは「2歳から育児がより大変になった」と感じるかもしれません。
「魔の2歳児」と呼ばれるこの時期は、体の大きさだけでなく、精神面でも赤ちゃんから子どもへと大きく成長する時期です。自分でやってみよう・やってみたいという気持ちがありながら、体や言葉の発達が追い付いてこないことが「魔の2歳児」を作り上げる原因。完璧にできないことへのストレスから感情が爆発し、癇癪を起こします。
言葉でうまく伝えられないために、「イヤ」という単語での表現に繋がってしまっている状態です。別名「イヤイヤ期」ともされる2歳児の態度には理由があり、単純にワガママで言うことを拒否しているのではないことを理解してあげましょう。
第一次反抗期はいつまで続く?
4歳頃に落ち着くことが多い
2~3歳の頃は「魔の2歳児」や「悪魔の3歳児」とも呼ばれ、成長過程において第一次反抗期にあたります。いつまでこんな状態が続くのかと、育児に疲れを感じてしまいがちですが、4~5歳になる頃には自然と落ち着くもの。反抗期が嘘のように笑顔を取り戻すというケースが大半です。
年齢ごとの行動特徴と変化
2歳児は自我が目覚め始める時期です。そのため、自分の思い通りに物事が進まないと「イヤ」という言葉で感情を伝えます。自主性が高まるため、生活シーンにおいては自分で何でもやりたがるでしょう。感情が爆発し、ときには物をなげたり人を叩いたりしてしまうこともあります。
3歳児になると、さらに自分の欲求が具体的に。「〇〇じゃないとイヤ」という明確な自己主張を始めます。3歳児になると体力もついてくるため、2歳のころよりも手強く感じるシーンもあるかもしれません。
「魔の2歳児」への上手な接し方
子どもに反抗されたり、拒否されたりすると、パパママもイライラしてしまうことがあります。ただ、パパママが怒るとかえって反抗を強くすることもあるため注意しましょう。
「魔の2歳児」と上手に接するのに必要なものは「余裕」です。子どもの心理状態をきちんと理解し、子どもの自立に必要なことだと受け止める余裕を持つのがポイント。うまく付き合うための、具体的な対策を見てみましょう。
時間に余裕を持つ
時間に余裕がないときは、子どもが自身で挑戦したがっていても「早くして」とイライラしてしまいがちです。子どもの「自分でやりたい」に付き合う余裕がなくなったり、話を聞いてあげる余裕もなくなってしまいます。
時間に余裕を持つことは、つまり心の余裕を持つこと。あらかじめ「子どもに付き合う時間」も計算したうえで、そのぶん早く出発準備をするなどしてみてください。
タイミングをずらす
お片付けなど何かしてほしいことがある場合、「イヤ」と言われてその場で怒ってしまうのではなく、少し時間を置いてから再度声掛けをしてみましょう。少しタイミングを変えただけでも、子どもの気持ちが切り替わることはよくあります。
また、注意したいことがあるときは、子どもが落ち着いたタイミングで優しく諭すのも効果的です。
リラックス方法を考える
「魔の2歳児」と毎日向き合っていると、大人もストレスが溜まり感情が爆発しそうになることがあります。怒りが爆発しそうになったらお子さんと一旦離れてみたり、リラックスできる時間を持ったりすることも大切。自分がリセットできる方法を探して取り入れることをおすすめします。
2歳児とうまく付き合うには「余裕」が大切
「魔の2歳児」の態度に大人が怒りをぶつけても、良い結果は生まれません。反抗期を迎えた2~3歳児に日々対応するのは難しいことですが、いつか自然に治まります。焦らずゆったりと見守る心構えでいましょう。
子どもは自身に起こっている変化に気づいていないため、パパママが「成長している証拠」と理解し、余裕をもって対応することが大切です。