愛らしいしぐさと姿が大人気のペンギン。そんなペンギンが主役の絵本には、かわいらしさのつまったものがたくさんあります。なかでも特にお子さまが楽しめそうな、ペンギンの魅力がぎゅっとつまった作品を5冊ピックアップ。水族館へお出かけする前に読んであげても良さそうです。
親子で楽しめる絵本
著者 :いしいひろし
出版社 : 白泉社
2014年に第3回MOE絵本グランプリを受賞した作品です。大人も子どもも、年齢問わず楽しめるところが評価のポイントだったそう。
かもめたくはいびんは毎日大忙し。あまりにも忙しすぎて、すぐにやめてしまうかもめもいるほどです。たくはいびんの店長さんは、配達員がなかなか見つからずに困っていました。
ある日店長さんは、一枚の写真に写るかもめの姿を見て「これだ!」と感じ、呼び寄せることに。しかしあらわれたのは、かもめではなくペンギンだったのです。
ペンギンは空を飛べません。困った店長さんはペンギンに受付や荷物番をお願いします。しかし鋭い目つきのペンギンは、お客さんや仲間のかもめたちに怖がられてしまうことに。でもペンギンさんにはある特技があって……?
得意なことを活かして助け合えればいいということが、お子さまにも伝わるのではないでしょうか。
飛行機で旅する気分が味わえる
著者 :工藤ノリコ
出版社 :ブロンズ新社
この絵本は「そろそろストーリーのある絵本に挑戦させたい」というお子さまにおすすめです。説明的な文章は少なく、効果音や会話でお話が進んでいきます。
小さなお子さまは、長い文章を読むと飽きてしまいがち。でもこれならテンポもいいので、飽きずに最後まで見ることができそうです。
工藤ノリコさんのとぼけた味のあるイラストも魅力的。飛行機の旅の様子が臨場感たっぷりに表現されており、一緒に旅をしている気分が味わえるでしょう。今すぐ旅に出かけたくなるかもしれません。
初めて飛行機に乗るお子さまは、搭乗へのイメージがわかず不安になることも。そんなときに読んであげると、飛行機に乗ることへの不安が解消されるのではないでしょうか。
この絵本はシリーズ化されています。以下にペンギンきょうだいシリーズについて詳しく紹介されているページがあるので、気になった方はのぞいてみてくださいね。
「ペンギンきょうだい」とそら・りく・うみの旅に出かけよう! – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
ペンギンクルーズ
著者 :のはなはるか(作)
出版社 :くもん出版
ペンギンたちの船の旅の様子を描いたこの絵本。細かく描き込まれたイラストは見ごたえ十分です。各船室では、さまざまなペンギンたちが各々に違った楽しみ方をしています。それぞれのペンギンにそれぞれのストーリーがあり、想像してみるのも面白そうですね。
またイラストを見ながら、「〇〇はどこかな?」とお子さまに問いかけると、絵探しも楽しめます。さまざまな読み方ができますし、見返すたびに新たな発見がありそう。何度も繰り返し開きたくなる絵本です。
ペンギンのおかいもの
著者 :さかざきちはる
出版社 :WAVE出版
ICカード「SUICA」でおなじみのペンギンのキャラクター・スイッピちゃん。そんなスイッピちゃんと兄弟たちが迷子になってしまうお話です。
迷子になったスイッピちゃんたちをお店の中から探し出しましょう。パパママも、お子さまと一緒に絵探しを楽しんでみてください。お子さまとどちらが早く探し出せるか競争しながら見ても盛り上がりそうです。
お子さまの絵本デビューにおすすめ
著者 :齋藤 槙(作)
出版社 :福音館書店
小さなお子さまの絵本デビューにぴったりなのがこの絵本です。ペンギンの親子が一緒に体操をする様子が描かれています。動きの紹介と、その動きに対応したイラストが描かれており、言葉がおぼつかなお子さまでも楽しめそうです。
絵本を見ながら、ペンギンたちの体操をお子さまと一緒にやってみるとさらに楽しめるのではないでしょうか。座ってじっと絵本を見るのが苦手なお子さまも、これなら最後まで飽きずに見ることができそう。お子さまの絵本デビューにおすすめの一冊です。
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