2019年01月08日 公開

【体験談】子どもが歩かない!困ったときの楽しい7つの対処法

保育園・幼稚園の通園や駅・病院、買い物など、目的地に向かって子どもがまっすぐ歩かない!と困った経験はありませんか?わが家でも、ゲームのように手を変え品を変え試しています。その中から、意外と効果があった「楽しい対処法」をご紹介します。

保育園・幼稚園の通園や駅・病院、買い物など、目的地に向かって子どもがまっすぐ歩かない!と困った経験はありませんか?わが家でも、ゲームのように手を変え品を変え試しています。その中から、意外と効果があった「楽しい対処法」をご紹介します。

対処法その1:歩き方にバリエーションをもたせよう

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Falcona / Shutterstock.com
「よーいドン!」と声を声をかけたり、「待て待て~」と追いかけたりするなど、歩く行為そのものでお子さまと遊んでみませんか?

例えば、ちょびちょび歩き、ぞうさん歩き、大股歩きなど歩幅を変えるだけでも、子どもたちは乗ってきますよ。つないだ手を大きく振ると、なんだか歩くリズムが心地いい……!汽車になってシュポシュポ手を動かしながら登園したり、運転手さん気分で「右に曲がりまーす」と臨場感を持たせたりしたこともありました。

道のタイルは2つ飛ばしに歩くルールや、横断歩道も「白だけしか踏まない!」といったゲーム風にするのも面白いですね。

挑戦できる方は、スキップやギャロップを教えるのもおすすめです。一緒にやると親は疲れますが(笑)、早く目的地に着きますよ!

対処法その2:探し物をしながら歩こう

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I'm friday / Shutterstock.com
消火器タッチをはじめてから、消火器には強化液と粉末タイプがあることを知りました。息子は、マンションなどの大型施設には必ず複数設置されていることを発見!学びの多い探し物歩きです。
目的地までの道で、親子で何か探し物をしながら歩いてみましょう。数字や文字、〇△□のような形など、お子さまの興味や発達段階に応じてテーマを決めてみてください。

例えば、わが家のブーブー大好き1歳児とは、車を探して歩いています。「わぁ~あっちにもありそう、きてきて~」と前に促し歩きます。「今度は〇色のブーブーを探してみようか?!」など、色の導入をすることも。

わが家の4歳児が好きなのは「消火器タッチ」です。先に消火器を見つけてタッチしたら勝ちと決めると、猛スピードで走っていく息子(笑)。こんな風に、一定の距離に必ず配置されているものを選ぶと面白いですよ。

また、少し先にあるものを踏んで、「この下には何色の模様があるでしょうか~?」というクイズも、子どもを前に誘導するのにうってつけです。

対処法その3:他のことに注意を向ける

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Mila Davidovic / Shutterstock.com
歌を歌ったり、しりとりをしたり、ごっこ遊びをしながら歩くのもおすすめです。何かに意識が向いていると、他のことに気を取られずにまっすぐ歩くものですよ。

わが家のごっこ遊び定番は、ザ・電車ごっこ。運転手の息子に停車駅をアナウンスしてもらい、「次はどこに止まりますか?」「あとどのくらいで終点(幼稚園)に着きますか?」なんて母は質問しながら乗車しています。

あるときは、おもちゃの恐竜の道案内を頼みました。「今日はティラノが幼稚園を見てみたいんだって。いつもの道をしっかり教えてあげてね!」の一言で、もうすっかりガイド気分の幼稚園児。

年長になってしりとりがブームになったときは、道中目につくものでしりとりをしました。なかなか見つからないと、何かあるかも!と先へ急いだり、「青い空」「ガタガタな石畳の玄関」など形容詞をいっぱいつけて表現して知恵をしぼります。

対処法その4:早く歩くメリットを伝えよう

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Andrey Arkusha / Shutterstock.com
子どもにとって、目的地に早く行くと良いことがあれば、そこに向かってまっすぐ歩くものです。

例えば、わが家の場合、私の苦手な恐竜ごっこ&戦いごっこは、幼稚園に早く着いたら門が開くまでの時間にやると決めています(おうちは狭いし、歩きながらやると危ないからねぇと説得)。といっても、門に着けばお友だちがいて、おしゃべりをはじめる日もあり、戦いごっこをしたとしても数分の話。その何分かで子どもが満たされ、やる気になってくれるなら、母は戦いごっこ、頑張れます。

病院なども、予約時間より早く着いたら本がたくさん読める。電車も早く着いたら運転手さんにバイバイできるなど、子どもにとっての楽しみを見つけて促していました。

対処法その5:子どもの冒険心をくすぐろう

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Manachai / Shutterstock.com
登園中、お友だちを見つけたら、別の道からこっそり走っていって驚かせよう!とか、今日は〇〇ちゃんよりも先に到着しようと誘うと、子どもは目的地に着くのが楽しみになるようです。電線を迷路に見立てて、指で追いながらドキドキ歩いたことも。

シールラリーをやったこともあります。といっても準備は簡単。園から帰るとき、子どもの上履きの中にシールを置いておきます。翌朝はシールを楽しみに通園するだけですが、効果は上々。

一時、おしり探偵に憧れていたころは、ちびっこ探偵に道中いろいろな調査をお願いしました。例えば「幼稚園に行くまでの道に、赤い車は何台あるかな?」「この葉っぱはどこの木のものか調べてくれる?」など、テーマは何でもいいのです。探偵気取りの息子は、もう絵本の主人公(笑)!えんぴつとメモを手に、意気揚々と出かけていきましたよ。

対処法その6:歩かない理由に寄り添おう

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Tanya-Tinya / Shutterstock.com
なかなか歩きたがらないときは、子どもにも理由があるものです。少し立ち止まって話を聞いてみる、同じ目線で感じてみるのも大切なことだと思います。

例えば、寂しくて抱っこして欲しい、登園が憂鬱だ、歯医者さんが怖い、なんてときは、少しの間ぎゅっと抱きしめて充電してあげるのもよいでしょう。寒くて眠くて体が起きていないという日は、少し走ったりストレッチをしたりして体を温めてもいいですね。

好きなものに夢中になっているときは、何を観察しているのかぜひ一緒に見てあげてください。わが家ではこのパターンが一番多いのですが、パパママも加わってくれるのがうれしいようで、3分ほどして「そろそろ行こうか」と切り出すとOKが出ることが多いです。

クモの歩きを食い入って見ていたときは、後ろ髪引かれつつも、園に引っ張っていき、その夜にクモの動画を見せました。また、工事現場が大好きで離れない息子とは、帰りにまた見る約束をして、幼稚園に行くことがしばしばあります。

今が無理なら帰り、帰りも無理なら明日、明日も無理なら週末。子どもの覚えていられる数日以内に、必ず約束を守るようにしています。

対処法その7:子どもに響く言葉で声がけを

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Olesia Bilkei / Shutterstock.com
まだ遊びたい気分のときは「公園から帰ろうね」よりも、「あの銭湯の道にちょっと行ってみよう」と、前に進む表現を意識して使っています。結局同じ道を歩くのですが、子どもの受け取り方が違うのです。

絵本に夢中な息子にも「幼稚園に遅れちゃうから早くして」ではなく、「さぁ、今日も探検に出発だ!」の方がワクワクするようで、走って玄関にやってきます。病院に行くときは「今日はどの絵本(待合室)読もっかね~?」、買い物も「スーパーでニンジン探すの手伝ってもらえる?」といった具合に、目的地に子どものやりたい&好きを定義するとスムーズですよ。

寄り道いっぱいの幼児期は発見もいっぱい

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Evgeny Atamanenko / Shutterstock.com
歩行が安定してくる1歳半前後~社会性が出てくる3~4歳ごろまでは、子どもと一緒に歩くことが、想定外の出来事の連続です。自分の気持ちに正直で、パパママが大好きで、見るものすべてが気になるお年ごろ。

できるなら、そのままずっと見守っていたい、全てを受け入れたい、そしてわが子の芽を伸ばしたい……。でも同時に、決まった時間に行くということも、親子どちらにとっても社会生活ではとても大切なルールです。その狭間で、毎度私は頭を悩ませるのですが、こんな風に楽しめるようなやり方で切り抜けてきました。

最後に本当に緊急事態のときは、「ママ、おしっこ漏れそう~!」と懇願してダッシュしたこともありました。皆さんのご家庭でもできそうな、楽しいヒントがひとつでもあれば、ぜひ試してみてくださいね!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

福岡すみれ
福岡すみれ

東京都在住、3人のやんちゃな男の子のママです。外遊びが大好きな息子たちと日々いろいろな公園を巡りつつ、3度の食事(とおやつとお酒)を何よりも楽しみに過ごしています。