ねんねの時期からたっちの時期まで長く使える「ベビージム」は、赤ちゃんへのプレゼントとしておすすめです。月齢によって変わっていく遊び方を見て、成長を実感することもできますよ。どんなものを選ぶといいのか、ベビージムの選び方のポイントやおすすめ商品をご紹介します。
ベビージムの知育効果
ベビージムは知育玩具としても人気の商品。ねんねの時期の赤ちゃんは、自分であまり体を動かすことはできませんが、耳はしっかり聞こえています。メリータイプのベビージムなら、赤ちゃんが好きな音楽で聴覚を刺激してくれます。生後2カ月頃になると追視ができるようになるので、揺れるおもちゃを目で追うようになります。カラフルなマスコットが多いと、それだけで視覚にたくさん刺激を与えることができます。
また、手を伸ばすとおもちゃが動くことや、素材によっていろいろな感触があることに気づくなど、ベビージムでの遊びを通して赤ちゃんの感覚が磨かれていきます。五感の成長だけでなく、運動能力など体の成長も促してくれるのが魅力。我が家の場合は、ベビージムにいるときに自分の反対側にあるおもちゃを取ろうとする動きが、寝返りの練習につながっているように感じました。
興味の広がりとともに遊び方も変わっていくので、その姿を見ているのも楽しいです。お気に入りのベビージムで赤ちゃんがご機嫌に一人遊びしてくれれば、その間に家事などを進められてパパママもハッピーになりますよ。
ベビージムの選び方は?
素材
プラスチック製のベビージムは、汚れても除菌シートなどですぐに綺麗にできるのが特徴。軽いので、家の中での移動も簡単です。プラスチック特有のテカテカした質感なので、インテリアにこだわりたい人には不向きかもしれません。
布製のベビージムは、赤ちゃんがぶつかっても痛くない安全性が魅力です。洗濯可能なものであれば、清潔に遊べます。また、軽くて折りたたみできるものも多く、収納や持ち運びも簡単です。ただ、強度は強くないので、つかまり立ちを始めると転倒のリスクが高まるかもしれません。
木製のベビージムは、温かみのある質感が特徴。仕掛けもシンプルなものが多いですが、その分自由な発想で遊ぶことができます。作りがしっかりとしていて比較的重いのですが、その分つかまり立ちや伝い歩きの補助としても活躍します。電池式のおもちゃはちょっと……という人にもおすすめです。
機能
1:安定感
ねんねの時期を過ぎても、つかまり立ちや伝い歩きまで長く遊んでほしかったので、赤ちゃんがつかまり立ちをしても大丈夫な強度があるかは気にしていました。
2:お手入れのしやすさ
赤ちゃんは何でも口に入れますし、いつ吐き戻しをするかわかりません。すぐに洗えたり、拭けたりして清潔に保てるものがいいなと思っていました。
3:使える期間
せっかく買うのですから、長く遊んで欲しい!と思い、ベビージム以外の使い方もできるものを比較しました。あっという間に使わなくなって押入れの中……となるのはもったいないですよね。
4:仕掛けの豊富さ
商品ごとにたくさんついている楽しい仕掛け。音楽が再生できたり、鏡がついていたり、カシャカシャ音がしたり。見た目のかわいさだけでなく、なるべく多彩な刺激を与えてあげられるものを探しました。
大きさ
くまのプーさん 6WAYジムにへんしんメリー
販売元:タカラトミー
我が家で購入したのはこちら(実際には旧タイプでした)。ベッドメリーとしても使えて、ベビージム、おすわり用ジム、つかまり立ちジムとして長く使えることが決め手でした。プラスチック製くまのプーさんのメリーは、ママ友の中でもお揃いで持っている人が多いアイテムです。
最近リニューアルされ、メリーの回り方を「ゆっくり、ふつう、ランダム」と3種類選べるようになりました。うちの子の場合、ティガーは黄色と黒のしま模様が目を引くためか、お気に入りでずっと目で追っていました。
音楽はクラシックや子守唄、童謡などレパートリー豊富なのがうれしいところ。つかまり立ちの間も、ご機嫌に遊んでくれたので、本当に重宝したアイテムのひとつです。自分でボタンが押せるようになってからは、音楽を鳴らして楽しそうに踊ったりして遊んでいます。2歳近くになった今でも、ボタン部分はお気に入りで、ここだけとっておいて活躍させています。
メロディFunFunジム
販売元:ローヤル
ローヤルのメロディFunFunジムは、かわいい3つのマスコット付き。それぞれメロディが鳴ったり、ボールがくるくる回ったりと違う機能があるので、あれこれ楽しみながら遊べます。赤ちゃんが愛着を持ちやすい、カラフルでかわいいデザインです。
ベルトの長さが2段階に調節できるので、長くしておけばまだ手を高く上げられない低月齢の赤ちゃんでも、自分で触ることができますよ。
ベビージムの中でも安価な商品なので、筆者は実家用に購入しました。時期が限定されるおもちゃなのでコストを抑えたい方や、祖父母宅用としても使いやすい商品だと思います。
フィッシャープライス あんよでキック! 4WAYピアノジム
販売元:フィッシャープライス
アメリカのおもちゃメーカー、フィッシャープライスらしい賑やかなデザインが魅力のベビージムです。最大の魅力は、足でキックすることで音が鳴るピアノのおもちゃがついているところ!ねんねの時期の赤ちゃんは、足をバタバタして遊びますよね。その動きに反応して音が鳴るので、赤ちゃんも楽しくなって、より足を動かすようになります。そうして遊んでいるうちに、体全体を使って運動がきるという仕組み。
アーチ型のジム部分は、倒してマットに付け替えることができます。この形にすると、うつ伏せ状態でもごきげんに遊ぶことができます。ちょうど顔の位置に鏡のパーツが来るので、鏡遊びもできますね。このように、赤ちゃんの成長に合わせて楽しく遊べる工夫が満載です。
ピアノパーツはお座りの状態でも使えますし、取り外して持ち歩くことも可能。ベビージムを卒業しても長く使うことができそうです。
セレクタ ムジーナ
販売元:セレクタ
ドイツ生まれの、シンプルな木製ベビージムです。木のおもちゃ特有の温かみがあって、出しっぱなしにしておいてもインテリアと馴染んでおしゃれですよ。電子音はなりませんが、おもちゃを揺らすと優しい鈴の音が響きます。
子育て支援センターに置いてあったので遊んだことがありますが、我が子は1歳を過ぎても興味深そうに遊んでいました。アーチ部分にある青と赤のボールが、おもちゃと紐でつながっていて動くようになっているのがおもしろかったようです。想像力や発想力も磨かれそうなベビージムだと思います。
TINY LOVE ジミニー・トータルプレイグラウンド
販売元:TINY LOVE
知育先進国イスラエル生まれのベビージムです。マットのヘリが立ち上がっているのが特徴で、ママのお腹の中にいるような安心感を与えてくれるそうです。カラフルなマスコットがたくさんついていて、足元にはキックすると音がなるパネルもついているので、たくさん体を動かして遊んでくれることでしょう。
簡単に薄く折りたたむことができるので、車に積んで持ち運んだり、押し入れのすき間に収納したりすることも可能。子ども用品はどんどん増えていくので、使わない時にスペースを取らないというのはうれしいですよね。
フィッシャープライス レインフォレスト・デラックスジムII
販売元:フィッシャープライス
フィッシャープライスの人気ベビージム。まるで森のなかにいるような愛らしいデザインで、我が子がここに寝転んでいる姿には思わずキュンとさせられます。音楽は約20分間、自動で演奏してくれるモードと、赤ちゃんの動きに合わせて音がなるモードに切り替えられるので、ご機嫌に合わせて使いわけられるのもうれしいですね。
付属のおもちゃは取り外せるので、ベビーカーなどにつけて持ち運ぶこともできます。お気に入りのおもちゃと一緒なら、お出かけが一層楽しくなりそうです。
くまのプーさん てあそびいっぱいボックスにへんしんジム
販売元:タカラトミー
タカラトミーのプーさんジムシリーズで、もうひとつおすすめなのがこちら。見た目は一般的なプレイマットつきのカラフルで楽しいベビージムですが、何がすごいかというと、折りたたむと四角錐の手遊びボックスに変身するところ。ねんねを卒業しておすわりするようになったら、まったく別のおもちゃとして遊べるので、長く活躍してくれそうですね。
ベビラボ アンパンマン とにかくどこでもジムメリー
販売元:バンダイ
ベビージムというと大型で据え置きのおもちゃというイメージがありますが、付け替え可能で持ち運びできるベビージムもあります。代表的なのがこちら。両脇がクリップ式になっていて、ベビーカーやハイローチェアにつけることができます。自宅でハイローチェアやバウンサーを使っている人や、外にも持ち運びたい人にはピッタリのジムだと思います。
まだ視力が発達していない低月齢の赤ちゃんでも、不思議とアンパンマンの顔は認識してくれます。ポールにも、赤ちゃんが目で捉えやすいシマシマやぐるぐるの模様が配置されていて、興味を引いてくれること間違いなしです。
SKIP HOP プレイマット アルファベットズー・アクティビティジム
販売元:SKIP HOP
かわいらしい動物のおもちゃは、赤ちゃんが手に取りやすい大きめサイズ。それぞれラトルや鈴、メロディが鳴るもの、歯固め、スクイーカーと役割を持っているので、違いを楽しんでくれるはず。
また、うつ伏せをサポートするクッション「タミータイムピロー」もセットでついています。うちの子はうつ伏せが苦手だったので、こういうツールがあれば楽しく遊んでくれたかな、と思いました。
アンパンマン 8WAY ウォーカーまでへんしん! よくばりメリー
販売元:アガツマ
ベビージム以外の活用法も多く、長く楽しく使えるのがこの商品。ベッドメリー、フロアメリー、ナイトメリー、ベビージム、おすわりジム、ハイハイトンネル、たっちジム、ウォーカーと遊び方は8通りもあります。ベビージムとウォーカーは、室内で場所をとるおもちゃの代表なので、両方の機能を兼ね備えているのは魅力的ですね。
子どもが大好きなアンパンマンなので食いつきはいいはずです。音はメロディ、おしゃべり、効果音を合わせると全部で50種類も収録されていて、とっても豪華です。生まれてすぐから一人歩きできるようになるまで使用できる多機能さは、パパママの育児を強力にサポートしてくれるでしょう。