2019年02月02日 公開

春分の日ってどんな日?意外と知らない由来と過ごし方

春分の日と聞くと「もう春になるんだなぁ」と感じる方も多いでしょう。しかし、春分の日が具体的にはどういう日なのか、正しく理解している方は少ないかもしれません。春分の日がどのような日なのか、その由来と過ごし方を詳しくご紹介します。

春分の日と聞くと「もう春になるんだなぁ」と感じる方も多いでしょう。しかし、春分の日が具体的にはどういう日なのか、正しく理解している方は少ないかもしれません。春分の日がどのような日なのか、その由来と過ごし方を詳しくご紹介します。

春分の日はどうやって決めてるの?

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春分の日は毎年異なり、だいたい3月20、21日に訪れます。これはなぜかというと、春分の日は太陽が黄経0度の春分点を通過する日に設定されているため。地球は365日かけて360度公転しますが、ピッタリ365日というわけではありません。そのため春分点を通過する日が毎年同じ日にはならないのです。

ちなみに2019年の春分の日は3月21日(水)、2020年は3月20日(木)、2021年は3月20日(金)となっています。

春分の日はどんな日?

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春分の日が「国民の祝日」ということは、多くの方が認識しているはず。しかし「もっと詳しく春分の日について説明して」といわれると、戸惑う方がほとんどではないでしょうか。

春分の日は、明治11年に始まった「春季皇霊祭(しゅんきこうりょうさい)」という祭日がもととなっています。春季皇霊祭とは、歴代の天皇や皇后などの霊を祭る儀式のこと。皇室では「春分の日に皇霊殿で行われるご先祖まつり」とよばれています。

その後、昭和23年に「国民の祝日に関する法律」が制定されたのを機に、春季皇霊祭は廃止となりました。そして「春分の日」という名に生まれ変わり、国民の祝日と定められることになったのです。

なお春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされているそう。祝日に込められた意味が分かると、日本の歴史や伝統、文化などについて関心を持つきっかけになるかもしれません。

春分の日には何をするの?

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春分の日は単なる祝日ではなく、「ご先祖さまの供養を行う日」でもあります。春分の日の前後7日間が「お彼岸」とされており、この期間にお墓参りに出かける方も多いのではないでしょうか?ちなみに秋分の日も同様に、お彼岸と呼ばれます。

お彼岸に欠かせない食べ物といえばおはぎやぼたもちですが、春のお彼岸に食べるのは通常ぼたもち。これは、ぼたもちが春に咲く花「椿」に見立てられているためです。ちなみに秋のお彼岸に食べるのが、萩に見立てた「おはぎ」にあたります。

なおおはぎとぼたもちの違いは、粒あんがおはぎ、こしあんがぼたもちというのが一般的です。しかし、そもそもおはぎとぼたもちは同じものという説もあります。

せっかくの春分の日。お出かけもいいですが、お子さまと一緒に春分の日に込められた意味を心にとめつつ、おはぎやぼたもちを作ってみてはいかがでしょうか。

春分の日の意味を考えながら過ごしてみては?

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春分の日は、春の訪れを告げる日。地域によってはまだまだ雪が残り、肌寒く感じるかもしれませんが、春の気配を探しにお散歩をしてみるのも楽しそうです。

また四季折々の行事には、それぞれに込められた意味があります。これらを調べながら、日本の歴史や文化に関心を持つきっかけにしてみましょう。春分の日もただの「おやすみの日」にせず、込められた意味を意識しながら過ごしてみてくださいね。

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この記事のライター