子どもが3~4歳ごろになると、チャイルドシートから、車の3点式シートベルトをそのまま利用できるジュニアシートへ切り替えるご家庭が増えてきます。ジュニアシートでのお昼寝がより快適になる、シートベルト枕の作り方を紹介します。
シートベルト枕が便利な理由
チャイルドシートの多くは、座席のクッション性が高く傾斜もついていて、子どもが快適に眠れる仕様になっています。
一方でジュニアシートは、車の3点式ベルトをそのまま利用するタイプも多く、背もたれがついていないか、もしくはついていても直立に近いものが増えます。
そのため、ジュニアシートで子どもが眠ってしまうと、頭が揺れて不安定になってしまったり、首が下がって肩や背中を痛めてしまったりする場合があります。
そこで便利なのが、シートベルトに装着できる「シートベルト枕」です。
助手席・後部座席のどちらであっても簡単に取り付けられ、子どもの頭を支えてくれるので、安心して眠れます。
市販されているものもありますが、今回は100円ショップで購入できるアイテムを使って手作りしてみました。
シートベルト枕の材料
布やタオル
子どもの肌が触れるものなので、肌触りが良く、汗でベタつかないものがおすすめです。
筆者は100円ショップのダイソーで買った、34cm×74cmのシャーリングタオルを準備しました。こちらを縦半分に切って利用します。
もちろん、20cm×80cm弱の布地を2枚用意していただいても大丈夫です。
わた
筆者は今回300gほどのわたを使いました。
かばんテープ・ファスナーテープ
今回筆者が使った各テープの長さは次の通りです。
・かばんテープ:約15cm×6本=約90cm
・ファスナーテープ:約8cm×6本=約48cm
固定するためのテープは、リボンなどで代用しても良いですよ。
シートベルト枕の作り方
タオルを縦半分に切る
ファスナーテープをかばんテープに縫いつける
タオルにテープを縫いつける
タオルを縫って表に返す
わたをつめる
シートベルト枕のできあがり!
ほぼ直線縫いのみでできるので、不器用な筆者でも2時間ちょっとで作り終えることができました。
自分で作ると、子どもの好みの柄や、肌触りの良い布地を選べますし、大きさも自由に変えられるのがうれしいですね。
シートベルト枕があればジュニアシートも快適
座席は広く使えるようになったものの、頭を支えるものがなくなったことと、シートベルトが頬に当たりやすいことが気になるのか、どうにも落ち着かない様子。
今回シートベルト枕を作って装着してみたところ、「やわらかくて気持ちいい」とご機嫌で、あっという間に枕に頭を置いて眠ってしまいました。
必要なものはすべて100円ショップで用意したので、材料費はトータルで約700円。コストパフォーマンスの高い仕上がりになったと思います。
車内のお昼寝が快適になる子ども用シートベルト枕、ぜひ作ってみてくださいね!