近年は、環境の変化により子どもの運動能力の低下が指摘され、ボール投げ能力の減少も指摘されています。しかし、子どものボール投げには、たくさんのメリットや効果があります。親子でキャッチボールを楽しみながら、上手にボールを投げるコツを3ステップでつかみましょう。
子どものボール投げのメリット&効果とは?
さらにボールをつかむ動作は、脳を刺激する効果もあります。みんなでできるボール遊びの定番・ドッジボールでは、狙って投げることで、空間認知能力を養うことにもつながります。
ただし、あやまったボールの投げ方を続けていると、ひじや肩を痛める可能性も。正しい方法をマスターすることが大切です。
子どものボール投げにおすすめのサイズは?
また、ボールが嫌いになったり、怖いと思ったりしないように気を付けるのもポイント。体や顔に当たっても痛くないような柔らかいボールにするか、空気を少し抜くといいですよ。
慣れてきたらハンドボールぐらいの中くらいのサイズ、その後、子どもが片手で持てるようなテニスボールや野球ボールなどの小さめサイズへ進んでいくとスムーズです。
狙って投げるボールの投げ方
STEP1:狙う方向に体の側面を向けて立つ
STEP2:狙う方向に指をさす
STEP3:重心を後ろから前に移して投げる
親子でキャッチボールが効果的!
キャッチボールは、ボールを投げる動作と同時に、ボールを受ける動作も学べます。どれくらいの強さで投げれば相手に届くか、どこに立っていればキャッチできるかという、空間認知能力も鍛えられます。
スポーツ庁が行った「2018年度全国体力調査」によると、小学生5年生の男女ともに、ソフトボール投げの結果は過去最低という結果に。野球以外のスポーツが広く普及していること、ボール投げが禁止されている公園の増加、テレビやゲームなど室内遊びの増加などが原因と考えられています。
昔とは環境が変わった今こそ、パパママが子どもに積極的に関わり、外遊びを通してボール投げを教えてあげましょう。ボール遊びが禁止されている公園も多いですが、ボール投げができる場所も探せばありますよね。
http://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/12/20/1411921_00_gaiyo.pdf
親子のコミュニケーションを育もう
キャッチボールは、親子のコミュニケーションツールにもなります。子どもが成長しても続けられるといいですね。