2020年01月27日 公開

人気のヒューマンアカデミーロボット教室ってどんなとこ?小学生が体験

小学校でプログラミング教育がスタートすることを受け、人気急増のプログラミング教室。でも幼児や小学生低学年の子どもにはまだ早いかも、と考えている保護者の方も多いよう。ロボット教室なら、小さな子どもも楽しく取り組め、プログラミング教育の下地を養うことができます。

小学校でプログラミング教育がスタートすることを受け、人気急増のプログラミング教室。でも幼児や小学生低学年の子どもにはまだ早いかも、と考えている保護者の方も多いよう。ロボット教室なら、小さな子どもも楽しく取り組め、プログラミング教育の下地を養うことができます。

ロボット教室の疑問。どうして人気なの?

プログラミング教室はまだ早い?

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imtmphoto / Shutterstock.com

2020年度から小学校教育に導入される「プログラミング教育」。導入の理由は、深刻なIT人材不足解消のためです。小さい頃からコンピューターに触れ、コンピューターを使ってモノづくりができる人を増やしていくねらいがあります。

こうした背景から、プログラミング学習やプログラミング教室が今とても人気です。

小学校での「プログラミング教育」は教科ではありません。算数や図工の時間の中で授業の1つとして取り入れられます。一方で、教室に通えばプログラミングアプリを使って、オリジナルのゲームを作ったりしながら集中してプログラミング学習に取り組めます。

しかし、幼児や小学生低学年の小さな子どもの場合、パソコンを使った作業が難しいと感じることも少なくないよう。マウスやキーボード操作で挫折する、展開が早くてついていけない、といった声があることも事実です。

ロボット教室が人気の理由

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その点、ロボット教室では、パソコンやタブレットを使わずに、ブロックなど具体物を使って授業も展開されます。初級クラスではギアやモーターでロボットを動かす教室もあり、遊ぶような感覚で楽しみながら取り組むことができます。

プログラミングがなくても、モノを動かす仕組みや構造の理解を深めることができるロボット教室。失敗しても、組み立て方を変えて再チャレンジできる「トライ&エラー」を繰り返すことで、完成品をどんどんレベルアップする創造の楽しさも追求できます。

ロボット教室は、プログラミング教室はまだ早いかも、と考えている親子にぴったりなのです。

人気の「ヒューマンアカデミーロボット教室」の特徴

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via photo by ヒューマンアカデミーロボット教室

業界最大手、教室数も最多

さまざまな教室がありますが、その中でも業界最大手なのが「ヒューマンアカデミーロボット教室」です。

2019年でロボット教室がスタートして10年。今では全国に1,400教室以上、生徒は24,000名以上在籍しています。

コース

「ヒューマンアカデミーロボット教室」のコースは全部で4つ用意されています。

1.プライマリーコース(12カ月)
2.ベーシックコース(18カ月)
3.ミドルコース(18カ月)
4.アドバンスコース(24カ月)

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幼児や小学生低学年の子どもは、プライマリーコースからスタートするのがおすすめ。本人の興味やできる作業によってはベーシックコースからスタートする子どももいるそうです。

プライマリーコースとベーシックコースでは、プログラミングはしません。オリジナルキット(ブロックのセット)についているギアやモーターを使って、ロボットを動かしていきます。どちらのコースも、スタート前に1カ月間のスタートアップ講座を受ける必要があります。

ミドルコースからはプログラミングも加わります。作るロボットも構造が複雑になり、動きも多様に。プログラムでロボットを動かす基礎を学んでいきます。

アドバンスコースは、原則としてミドルコース12カ月を受講した生徒のみ受けられるコースです。さらに高度なロボット製作、プログラミングを取り入れて自律的ロボットを製作します。

この4つのコースは5歳から中学生までが対象。ステップアップしてロボットとプログラミングを体系的に学ぶことができます。

プログラム

どのコースでも毎月新しいロボットを作ります。授業は月に2回。初回はテキストを見ながら基本のロボットを製作し、2回目は応用実践として、基本のロボットを自分の手で改造していきます。

ロボットに使うブロックは入会時に購入します。そのため、1回目で作ったロボットを自宅で再現して遊んだり、家族に見せたりすることが可能。2回目の授業でどんなふうに改造するかを考えることもできます。

授業時間は1回90分。集中してロボットを作ったあとは、作ったロボットを動かしてレースをしたり、改造したロボットを生徒同士で見せ合ったりすることも。

先生は3~5人に1人の割合でつきます。質問に答えてくれたり、組み立てが難しいところを手伝ってくれたりはしますが、基本的には子ども主体でロボット製作を進める授業スタイルです。

教材やプログラムはロボットクリエイターが監修

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ロボットクリエイターの高橋智隆先生
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「ヒューマンアカデミーロボット教室」のテキストやブロックはすべてオリジナルです。教材を監修しているのは、ロボットクリエイターの高橋智隆先生。世界初の対話できる宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」を開発したことでも知られる高橋先生は、ロボット好きの子どもたちにとってヒーロー的存在です。

受講費用

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オリジナルキット。リュックとセットになっていている。

料金に関しては、他のロボット教室と比較すると良心的と言える設定です。

・入会金:10,000円(入会時のみ)
・ロボットキット代:28,500円(入会時のみ)
・授業料:9,000円(毎月)
・テキスト代:500円(毎月)

4つのコース全て上記の金額(税別)です。

ただし、ミドルコースとアドバンスコースでは、製作するロボットが高度になってくるため、追加キットの購入が必要です。

目指せ「全国大会」。素晴らしいロボットが集結

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2019年8月に開催されたロボット教室全国大会のMVP賞
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年に1回、「ロボット教室全国大会」が開催されます。全国の地区大会と予選審査を勝ち抜いた素晴らしいロボットが集まり、教材を監修する高橋先生が審査委員長を務めます。

全国大会は、自由な発想を競うアイデアコンテストと、速く正確に走れるかを競うテクニカルコンテストの2部門があります。また、全作品の中から最も優れたロボットに贈られるMVP賞も用意されています。

6歳女の子が講座を体験

はじめての動くロボット製作

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「ヒューマンアカデミーロボット教室」では、全国のどの教室でも体験授業を受けることができます。

筆者の娘は6歳。レゴでも遊べるようになり、工作も大好きなので、ロボット教室も楽しんでくれるかも、という軽い気持ちで板橋駅前教室の体験授業に参加してみました。

体験時間は通常授業と同じ90分間。プライマリーコース、あるいはベーシックコースに交ざって1体のロボットを作ります。

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体験で作るのは「クロールロボット」。名前の通り、両手を交互に前に出して、足をバタバタさせて前進するロボットです。

先生にブロックやテキストの説明を受け、早速製作スタートです。

テキストは5歳から小学生低学年の子どもでも読めるよう工夫されています。文字は大きく、ブロックも実寸大で表示。製作工程も詳しく説明されているので、まだちゃんと文字が読めない場合も、見て理解できる内容です。

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使うブロックをチェックして、組み立てはじめる娘。すぐに集中モード。「こうかな」「よしいい感じ」など考え、確認しながら作業を進めていました。

体験授業で作るロボットもモーターで動かします。本体の中にギアを設置し、モーターのスイッチを入れるとウイーンと音が鳴ってギアが回ります。ロボットが動いた瞬間、すごく嬉しそうな顔をした娘。作ったものが動くと大人でも嬉しいですよね。

ロボット教室の中には「できた」「やった」という小さな感動がたくさんあって、創作意欲を刺激してくれるのだろうなと見ていて感じました。

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最終工程で手と足を作り、ようやく完成!娘の作業時間は60分ほどでした。

ロボットを動かして遊ぶ娘。モーターを逆回転させるとバックします。

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構造と動きの仕組みを理解する

ここで先生からのお題が出ました。
「手を動かしているのはモーターとギアだよね。じゃあ、足はどうしてバタバタしているんだろうね」

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ロボットをじーっと見ながら考える娘。しばらくして、足の付け根にあるパーツに注目します。
「動いた時にこの出っ張ったパーツが回って足がバタバタ動く」ことに気づき、先生に答えていました。

さらに次のお題!
「今は両手を交互に前回ししているけど、同時に回るようにするにはどうしたらいい?」

これに娘はすぐピンときて、「片方の腕の向きを反対にする」と答えてから腕を外して付け直しました。モーターのスイッチを動かすと、クロールロボットがバタフライロボットに!

こうした先生とのやりとりを通して、ロボットの構造や動きの仕組みを体験しながら理解することができました。

ロボット教室を体験してみた感想

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ロボット作りはおもちゃで遊んでいるような感覚で楽しく取り組めた娘。

時間は90分と決まっていますが、その間自分のペースで自由に製作することができました。一緒に教室にいた生徒さんも、素早く仕上げる子もいればじっくりテキストを見てから製作しはじめる子もいて、それぞれのペースでOK。生徒が一斉に完成まで作る、という進め方ではない点もいいと感じました。

また作って終わりじゃなく、先生からの問いかけがあったおかげで、ロボットの構造を確認できた点もよかったです。「自分で作る→動かして遊ぶ→違う動きを試してみる(分解してまた作る)」を通してやってみることで、理解が深まったと思います。

飽きずに続けられそうか

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授業では毎月新しいロボットを作っていきます。次はどんなロボットを作るのかなというワクワク感は、通い続けるモチベーションになりそうです。

1回の授業でロボットを作りきる流れなので、毎回達成感を得られるのも継続のきっかけになると思います。

ロボットを作るためのオリジナルキットは持ち帰りが可能。ロボット作りが好きな子どもなら、自宅でも思う存分製作を続けることができる満足感があるでしょう。作ったロボットを先生にみてもらえるのも嬉しいポイントではないでしょうか。

ロボット教室はやはり高い?

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プライマリーコースで作るアヒルのロボット。
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「ヒューマンアカデミーロボット教室」は、初回は入会金やオリジナルキットの費用が必要ですが、毎月の月謝は9,000円(税別 ※テキスト代は別途)。英会話スクールやスイミングスクール、ピアノ教室など人気の習い事と比べるとやや高めかもしれません。

ただ、月謝が10,000円以下で、ここまで質が高く充実した授業内容のロボット教室はなかなかありません。

【口コミ】ヒューマンアカデミーロボット教室を選んだ理由は?

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今回、実際にロボット教室に通っている生徒さんの保護者の方にお話をお聞きできました。

ロボット教室を選んだ理由

「パソコンスクールやプログラミングスクールも検討したけれど、息子(小学校1年生)にはまだ早すぎると感じました。それで、もともとブロックが大好きだったこともありロボット教室を選びました。いずれプログラミングを学ぶにしても、ロボット教室で学ぶことが役だつはずとも考えています。」

ロボット教室に決めた理由

「体験をしてみたあと、息子自身が「やってみたい」と言ったことが一番の理由です。毎回ロボット作りをとても楽しんでいます。」

ヒューマンアカデミーロボット教室のいいところは?

「自宅からも近い場所にある、同じコースでも異年齢の生徒さんがいるので交流ができる、ステップアップするとプログラミングも使った授業もはじめられること、などです。」

ヒューマンアカデミーロボット教室に通える地域

「ヒューマンアカデミーロボット教室」は全国47都道府県に1,400教室以上展開しています。どの教室でも体験授業が受けられます。教室や先生の雰囲気、子どもに合うかどうかを確認してから入会できます。

まとめ

ロホット教室はどんな子に向いている?

ブロック遊びが好きな子、モノ作りに興味がある子にとてもおすすめ!

ロボットが好きな子ならすぐに夢中になれるはずです。

ロボット教室で得られるものは?

一から組み立てることで、空間認識能力を高めることができます。

ロボットを正確に動かすためには動きの仕組みを理解することが大切。これは論理的思考力(プログラミング的思考力)を高めることができます。

ヒューマンアカデミーロボット教室では随時無料体験を募集しています。気になる方はまずは体験授業にトライしてみてくださいね!

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この記事のライター

AKARI ITOI
AKARI ITOI

出版社、料理企画会社を経て独立。WEBメディアを中心に企画からライティングまでこなすコンテンツディレクターとして活動中。得意ジャンルはグルメ/クッキング/子育て/幼児教育/受験。東京在住。石川県出身。2児の母。調理師/食育指導士/JHBS講師/パンコーディネーター取得。