小学生の英検対策のために、英会話スクールに通うべき?自宅学習で十分?自宅で学習するとしたら、どんな方法があって、どんな教材がある?娘のミヤピーの英検受験を決めてから、わが家で取り組んだ学習について紹介します。
自宅学習だけで英検受験対策は可能?
英検対策として英会話スクールは有効かどうか。
答えは、英会話スクールに通うだけではおそらく合格は難しいでしょう。
それはなぜでしょうか。
理由は「読むこと」と「聴くこと」に慣れていないと英検の問題に太刀打ちできないからです。前回のお話にも書きましたが、幼児は自宅学習で耳を育てる英語教育をしていれば、自然とリスニング力が高まります。よって、英検で高得点を取りやすくなります。
自宅で英語のかけ流しや洋書の多読を日々行っていれば、英会話スクールに通うよりもかなり有利だと感じます。
英検の難易度は?例えば5級の場合
現在の英検は1級から5級までのレベル別の受験となります。1級・2級には「準級」が存在しているため、合計7つのレベルに分けられています。
一番下の5級でも中学初級クラスの英語力が必要、というレベル感です。長文問題も存在します。
英語に親しむことを主軸にした普通の子ども向け英会話スクールに通っているだけでは、合格は難しいでしょう。
どんな問題が出るか?
4級・5級は筆記試験のみで合否が決定されます。3級以上は1次の筆記試験合格者が2次の面接試験に臨みます。
筆記試験の内容は語彙・長文・リスニングとなります。5級は語彙問題とリスニングのみです。いずれも問題は4択でマークシート方式で回答します。
各級ともに英検の公式サイトにて過去問が3回分公開されています。学習に利用したり参考にしたりすると良いでしょう。
試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
自宅での学習でどこまで合格できるか?
私自身が家で娘のミヤピーに英語を教えてみて感じたのですが、4級までは無理なく合格できると思います。
試験に使われている動詞や名詞も簡単なものが多く、私でも無理なく教えられました。語彙問題も会話文が多く、簡単に回答できる問題が多いです。
なので、まずは4級までの合格を目指して学習すると良いと思います。もちろん、並行してかけ流しと洋書を読むことは進めていきましょう。
小学生の英検対策法は?
単語本
試験によく出る単語をまとめた「でる単」を購入しましたが、どうやって使えばいいか途方に暮れました。購入したものの、当時小1だったミヤピーも使い方がわからず、結局1ページも使わないまま終わってしまいました……。
なので、基礎的な単語を増やしていくために別のやり方を検討する必要がありました。
結局王道の過去問
問題の形式に慣れるためにも、ミヤピーには過去問をどんどんやってもらいました。
英文が読めるようだったら、間違えてもいいから何度もやらせてみます。読めないようだったら、フォニックスの教材として紹介した「Sounds Great」をやると良いでしょう。
英文の意味がわからなくても読むことができれば理解は近いです。日本語でも、子どもは自分で文章を読みながら、途中でよく「●●って何??」と聞いてきませんか?わからない単語にぶつかったら、その都度教えれば良いのです。
英語がスラスラ読める!『フォニックス』を自宅で学ぶ【小1から英検チャレンジ】Vol.5 – 知育と幼児教育が3分でわかる|Chiik(チーク)マガジン
ELT教材
書店に販売されているELT(Englis Language Teaching)教材をやるだけでも、相当英語力がつくと思います。
CDやおまけの映像がついているものもあります。かけ流しの教材としてとても良いので、なるべくCD付きの教材を購入することをおすすめします。
これを1日に少しずつでも進めていくことで理解が深まっていくはずです。
ミヤピーが使っているELT教材については、また改めてご紹介しますね。
しかし、私が思うに、結局は教材云々よりも、親の関わり方の方が大事なのかもしれません。子どもがわからないときは丁寧に教えてあげ、間違ったときもなぜ間違ったのか一緒に考えて正解を教える。そうした親の忍耐力・継続させる力が、英検合格には欠かせないのです。
次回をお楽しみに!
内容というよりは、イラストが気に入って購入しました。