「西野、絵を描いたらどう?絵本を作るとか」それはタモリさんのこんな一言がきっかけでした。人気芸人だったキングコングの西野亮廣さん。自身の才能について悩んでいた頃、タモリさんに飲みに誘われ、唐突にこう言われたのです。西野さんは翌日から絵を描きはじめました。
話題作!『えんとつ町のプペル』
著者 :にしのあきひろ
出版社 : 幻冬舎
2016年10月21日に発売された西野さんの新作絵本がこちら『えんとつ町のプペル』です。
今まで黒いペン一本でモノクロ絵本を描いてきた西野さんですが、今回はイラストレーター・クリエイター総勢33名とともに作り上げたオールカラー絵本。制作に4年半もの年月を費やした渾身の作品となっています。
4つのおはなし『Dr.インクの星空キネマ』
著者 :にしのあきひろ
出版社 :幻冬舎
完成までに5年もの歳月を費やしてつくりあげた作品がこちら『Dr.インクの星空キネマ』で、西野さんのはじめての絵本作品です。
『グッドモーニング・ジョー』『赤いハシゴ』『ドンドコ山のバケモノ』『Dr.インク』の4つのおはなしからなるこの絵本。
最終話のDr.インクでは3話までに出てきた主人公が総登場して、物語にちりばめられた伏線がすべてつながるという壮大なストーリーです。
星空ですべてがつながるロマンチックなラストは必見ですよ。
『ジップ&キャンディ―ロボットたちのクリスマス』
著者 :にしのあきひろ
出版社 :幻冬舎
西野さんの2冊目の絵本作品がこちら『ジップ&キャンディ―ロボットたちのクリスマス』です。
やはり黒いペン一本で書きあげた渾身の力作となっています。
新型ロボットのジップと旧型ロボットのキャンディの愛のストーリー。
キャンディにはどんどん新しい思い出が増えますが、メモリーの容量が少ないため物忘れがひどくなります。ディスクを起動しなおすとキャンディはジップのことを忘れてしまう。
クリスマスに起きた愛の奇跡とは……。
感動すること間違いなしの、クリスマス・ストーリーです。
壮大なストーリー『オルゴールワールド』
著者 :にしのあきひろ
出版社 : 幻冬舎
3冊目の絵本作品となったのが『オルゴールワールド』です。こちらはタモリさんのアイデアを西野さんが物語に仕立てた作品。やはり黒いペン1本で書きあげられています。
互いの国を知らずにいた、空中帝国と森に住むカンパネラ少年と女の子。
森の住人たちは「すき」という言葉は知りません。でもアンモナイトのオルゴールが奏でるステキな「音楽」を持っていました。カンパネラは50年かけて完成させた大きなラッパでどんな奇跡を起こすのか。
そして、世界を一つにつなげるための魔法とは?
にしのあきひろの絵本の最高傑作と評されている作品です。
絵本作家にしのあきひろとその世界
自身に迷いがあった25歳のときタモリさんに促され絵本を書きはじめた彼は、タモリさんにお礼を言えるのは、まず自らが突き抜けた存在になったときであると話しています。
今後も彼の活躍から目が離せません。