小学校で日本地図を覚えることは必修ですが、苦手意識を持つ子も多いようです。幼児期のうちに日本地図を暗記することで学習のつまずきを防ぎましょう。好奇心を刺激する教材・おもちゃなら楽しく覚えられます。おうち知育におすすめの教材・おもちゃ5選のご紹介です。
遊びながら日本地図を覚えて”脳を活性化”
小学校入学前までは、好奇心・探究心が旺盛で「未知のことを知り、覚えること」に喜び感じる時期。
自分が住んでいる日本の地形や都道府県名を覚えることに興味を持ちやすいはずです。大人なら単調に感じてしまう名称・形の暗記も、この時期なら楽しみながらできることでしょう。
日本地図を覚える3つのメリット
1.記憶力の向上
複雑で規則性のない地形と都道府県名を合わせて覚えることは、”自分が覚えやすい暗記方法”を確立するトレーニングになります。
都道府県の特産品等を一緒に覚えるのも良いでしょう。想像力も使うため記憶力アップが期待できます。
2.集中力が鍛えられる
幼児の集中力を持続させるなら、複雑な作業は不向きです。脳に入る情報をシンプルにすることで、目の前のことに没頭しやすくなります。
日本地図を覚えることは名称・形の暗記というシンプルな作業です。集中力を高めるトレーニングにぴったりといえるでしょう。
3.図形認識能力が育つ
複雑な地形を覚えることで、2次元の地図を見て地形を想像する”空間認識能力”、物事の成り立ちを形式化して考えられる”構成把握能力”などの図形認識能力が育ちます。
図形認識能力は幼児期の”形遊び”によって伸ばすことが可能です。
くもんの日本地図パズル
商品名:くもんの日本地図パズル
販売元:くもん出版(KUMON PUBLISHING)
各都道府県が立体的なピースになった日本地図パズルです。幼児にありがちなピースをつかめないイライラを減らす、つかみやすい程よい厚みが魅力。
ピースには都道府県名が漢字で記入されており、ひらがなシールを貼ることも可能です。はじめは8つの地域ごとに色分けされた基本ピースで遊びます。慣れてきたら全ピース同色の発展ピースに挑戦しましょう。
完全に覚えてしまったら目隠しシールで都道府県名を隠して、形だけで都道府県名を当てるゲームも楽しめます。
地形図・都道府県名確認地図・白地図の付録つき。遊びながら日本地図マスターになれる教材です。
こたえがでてくる!おふろでスタディ 日本地図
商品名:こたえがでてくる! おふろでスタディ 日本地図
販売元:パイロットインキ(PILOT INK)
子どもにとってお風呂はリラックスできる場所であり、遊び場でもあります。遊びの延長で日本地図を覚えるなら「こたえがでてくる! おふろでスタディ 日本地図」がおすすめ。
お風呂の壁に貼れるカラフルな日本地図は、温めたりお湯をかけることで文字が浮き出ます。都道府県名・都道府県庁所在地・名所名産などをクイズ形式で覚えられます。
お風呂に入る度、日本地図を目にすることで短期間に多くの知識が身につく優れものです。
どこでもドラえもん日本旅行ゲーム5
商品名:どこでもドラえもん日本旅行ゲーム5
販売元:エポック(EPOCH)
都道府県名・県庁所在地・名産品などをゲームで遊びながら覚えられるおもちゃです。子どもに人気のドラえもんのキャラクター達をコマにして日本全国をめぐります。
ルーレットを回して進められるコマ数を決める、お金を使って移動手段を選ぶ、都道府県の特産品が書かれたカードを集める……など、内容はもりだくさん。
日本地図を覚える以外にも計算力・推理力アップも期待できる「脳をフル活動させる」知育玩具です。
1日10分でちずをおぼえる絵本
タイトル:1日10分でちずをおぼえる絵本
著者 :あきやま かぜさぶろう(作)
出版社 :白泉社
「エビのカタチはあおもりけん」のように都道府県を動物やものの形になぞらえる”幼児の想像力を刺激する覚え方”で、都道府県名と地形を楽々暗記できてしまう「1日10分でちずをおぼえる絵本 」。
県ごとの名産品・特産品の解説があり、すべてひらがなで書かれているため、勉強というより物語感覚で読めるはずです。
カラフルなイラスト・クイズ・迷路等、子どもを飽きさせない工夫が満載です。眠る前の読み聞かせにもおすすめ。
七田(しちだ)式日本地理カード
商品名:七田(しちだ)式日本地理カード
販売元:しちだ・教育研究所
幼児教室でも利用されることのあるフラッシュカード。瞬間的に図形・文字の書かれたカードを子どもに見せることを繰り返し、空間認識能力や芸術的能力を鍛えるものです。
日本地図を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州の8つに色分け。各都道府県の地形は精密に描かれており、裏面には各都道府県の特徴がひらがなで簡潔に書かれています。
パパママの顔を見て、コミュニケーションを取りながら学べるのが記憶力アップにつながるでしょう。子どもの集中力が続く10分以内で切り上げることで、効率的に日本地図が覚えられます。
覚えようとするだけでトレーニングになる
毎日、教材・おもちゃで遊んでいても、「都道府県名を間違えてしまう」「地形を覚えられない」などといった場合もあるかもしれません。発達度合い・興味の有無によって日本地図を覚えるスピードには個人差があります。
しかし、なにかを覚えようとすること自体がトレーニングです。覚えたい、学びたい意欲はパパママが褒めることで伸びます。昨日より少しでも覚えられていたら、たくさん褒めてあげましょう。
パパママが寄り添い、声がけすることで子どもの学習意欲は育ちます。