2017年03月24日 公開

【フランス発】3つの食感が不思議でおいしい「魔法のケーキ」

「魔法の」という言葉に惹かれて手に取った、未だかつてなかったケーキづくりの本。いつもの材料なのに、少しつくり方を違えるだけで焼くと3層のケーキに!味のバラエティーも豊富なので、家族のおやつにもおもてなしにもピッタリ。実際につくってみた感想も含めてレポートします。

「魔法の」という言葉に惹かれて手に取った、未だかつてなかったケーキづくりの本。いつもの材料なのに、少しつくり方を違えるだけで焼くと3層のケーキに!味のバラエティーも豊富なので、家族のおやつにもおもてなしにもピッタリ。実際につくってみた感想も含めてレポートします。

「魔法のケーキ」とはどんなケーキ?

魔法のケーキ | 荻田 尚子 |本 | 通販 | Amazon (44022)

タイトル:魔法のケーキ
著者  :荻田 尚子
出版社 :主婦と生活社
「魔法のケーキ」というネーミングと、一度のケーキづくりで3つの味が楽しめちゃう、という新感覚に惹かれ、手にとったのがこちらの本。フランス生まれのこのお菓子は、瞬く間に人気になり、日本でもブームになりました。

3層のケーキというと、それぞれの味を別々につくるのでは?と少し面倒に思われるかもしれません。しかし、このケーキの「魔法」たるゆえんは、1つの生地を焼けば自然に3層ができあがるというところ。材料も道具も普通のケーキづくりと同じなのです!

いちばん上は、やわらかくてふわふわのスポンジ生地。真ん中には、とろりとした濃厚クリーム、底には心地よいしなやかさのあるフラン。口に含めば、それぞれの食感がハーモニーを奏で、今までにないおいしさを体験することができます。

「魔法のケーキ」をつくってみました!

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混ぜるのは、すくうように5~6回のみ!これが3層にする秘訣とか。
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まずは基本のバニラ味から挑戦しました。用意するものは、卵、グラニュー糖、バター、薄力粉、牛乳、バニラビーンズと、よくあるケーキの材料が並びます。
手順には、いくつか特徴がありました。

①低温(150℃)で焼く。②別々に作った卵黄生地と卵白生地(メレンゲ)は、完全には混ぜ合わせない。③型の周りにお湯を入れて焼き、焼きあがってから冷やす。

湯せん焼きなどはチーズケーキでよくありますが、150℃で焼くのははじめて。何だかいろいろと工夫が凝らされたレシピのようです。

焼きあがりはこちら

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ついに焼きあがり……ドキドキのケーキカットの瞬間。

少しどろっとしていましたが、見てください!

ちゃんと3層に焼きあがりました!

気になる「魔法のケーキ」のお味は?

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わが家で人気のチーズケーキ風。スフレと濃厚チーズケーキを一緒に食べられる感じが幸せ~。
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口に入れた瞬間は、トップのふわっと優しい香りと歯ざわり。そこへ真ん中の濃厚クリームがとろ~り。一番下のフランはあまり日本のケーキでは登場しないような食感で、カヌレの中央の部分のような、どっしり印象的なお味です。

これらを一度に味わえるのがなんとも幸せで、見た目もキレイ。すっかり魅せられてしまいました。

アレンジレシピが豊富な「魔法のケーキ」

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さらにびっくりしたのが、「魔法のケーキ」にはアレンジレシピが40種類以上もあること。

塩キャラメル、コーヒー、抹茶などの味のバリエーションに加え、りんごやいちじく、パイナップルやラムレーズンなどのフルーツレシピもたくさんあります。

特にいちじくは切り口がキレイで本格的かつ華やかな仕上がりに。

また、できあがってからデコレーションを加えたお祝いケーキや、キッシュ・ロレーヌ風、サラミとローズマリー、トマトとバジルといったいかにもフランスっぽい、お食事ケーキレシピまで……。

作ってみたい!食べてみたい!とわくわくしてきませんか?

お酒もすすみ、子どもも喜ぶレシピたち

チョコレートを使うとフォンダンショコラ+フランという新しいスイーツの世界!写真右は「イースター仕様のゆでたまごとほうれん草入り塩ケーキ」。甘くない塩ケーキも、デパ地下のデリのように本格的で、お酒との相性も〇!マヨネーズ入りでお子さまのお食事にもおすすめです。

いずれも不思議な3層が目も舌も楽しませてくれ、料理が楽しくなりますね!

「魔法のケーキ」の進化版!『魔法のケーキPLUS』

魔法のケーキ plus | 荻田 尚子 |本 | 通販 | Amazon (44035)

タイトル:魔法のケーキ plus
著者  :荻田 尚子
出版社 :主婦と生活社
続編として発売されたのがこちらの本。

「魔法のケーキ」では基本3層でしたが、この本では最大5層。“PLUS(プリュス)”とはプラスするという意味。

土台にビスケットを敷いたり、コンフィチュールを加えたり、卵を追加して大きなケーキをつくったりと、見た目も味もさらに進化したレシピとなっています。

おわりに

お子さまのおやつから、ワインのおつまみやおもてなしにも。まずはレシピをのぞくだけでもわくわくドキドキ……。「魔法」にかけられること間違いなし!の「魔法のケーキ」。

ぜひお試しになってみてくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

福岡すみれ
福岡すみれ

東京都在住、3人のやんちゃな男の子のママです。外遊びが大好きな息子たちと日々いろいろな公園を巡りつつ、3度の食事(とおやつとお酒)を何よりも楽しみに過ごしています。