本はお子さまのことばの成長に役立つアイテムの一つ。中でも百科事典は、お子さまの「知りたい!」をサポートする大切なツールになります。では百科事典を使うと、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。またどのような百科事典を選ぶとよいのでしょうか。
百科事典の魅力って?
百科事典と図鑑って違うの?
辞書によると、図鑑は
図や写真を中心にして事物を系統的に解説した書物。 「植物-」
社会生活上の各方面の事項や、あらゆる専門分野の言葉についての説明を記述した辞書。
つまり、図鑑は「ある特定の事柄について、絵や写真を中心に解説したもの」で、百科事典は「さまざまな言葉について説明をしているもの」と言うことができます。
では百科事典の魅力はどのようなところにあるのでしょうか。
百科事典は「知りたい!」に幅広く対応できる
そこで役立つのが「百科事典」や「図鑑」です。
お子さまが「なぜ?」と聞いてきたときに、「じゃ、調べてみようか」と保護者の方が図鑑や百科事典を開く。そうすることで、「わからないことがあれば調べる」という習慣が自然と身に付きます。
知的好奇心いっぱいな小さなうちに「知る喜び」を体感させることが、自ら学ぼうとする習慣につながるのです。
はじめての百科事典におすすめ
著者:監修/池内了、羽豆成二、深谷圭助、山田卓三
出版社:小学館
189のテーマをカテゴライズせず、五十音順に見やすく配列している点がポイント。特定の分野に偏ることなく、知識を身に付けることができます。
お子さま一人でも調べものがしやすい作りなので、百科事典最初の一冊におすすめです。
知的好奇心に火をつける
著者:小学館(編)
出版社:小学館
「これはどうなっているんだろう」という、子どもの知識欲に火が付きそうな一冊です。
ビジュアルの美しさのとりこに
著者:スミソニアン協会(監修)、DK社(編)
出版社:河出書房新社
世界9カ国で販売されており、その内容はグローバル。お子さまに、広い視野で物事を見られるようになってほしいパパママにぴったりです。
また、写真を眺めているだけでも十分楽しいので、小さなお子さまにもおすすめ。
本格的な内容を子ども目線で
著者:秋山仁、かこさとし、坂上 順夫、西本 鶏介(監修)
出版社:ポプラ社
主な著者は絵本作家のかこさとし氏と、数学者である秋山仁氏。
テーマが五十音順に並べられているため、調べものがしやすいです。
百科事典で自ら学べる環境をつくろう!
百科事典を上手に活用して、お子さまが自ら学ぼうとする姿勢を育んであげてくださいね。