深見春夫さんの作品は、大人も子どももウキウキするようなストーリーや、カラフルでポップな絵柄で見る人をとりこにします。今回はそんな遊び心あふれる深見春夫さんの絵本の中から、特におすすめのものを5冊ご紹介します。
深見春夫さんの絵本の魅力
彼の絵本の魅力は、なんといっても愉快でナンセンスなストーリー。「そんなのありえない!」という展開に、子どもたちは想像力を刺激され、思わず本の世界に引き込まれてしまいます。
また、「できるかな?シリーズ」では、多くの子どもたちが苦手とする事柄について、上手にやり遂げるための方法を、絵本を通してレクチャー。専門家の監修付きなので、お子さまの苦手克服に役立ちます。
ユーモアたっぷりのストーリーやカラフルな絵は、子どもだけでなく大人も楽しい気分になることでしょう。ぜひ深見春夫さんの世界を感じてみてください。
おもちゃのかたづけできるかな
著者:深見春夫(作・絵) 梶ヶ谷 陽子(監修)
出版社:岩崎書店
ある日、ヒロキくんに乱雑に扱われたおもちゃたちが、けんかをはじめてしまいます。
そんな様子を見ていた魔法使いは、ヒロキくんがお片付けをするよう魔法で誘導します。
なかなかお片付けができるようにならないお子さんに、頭を悩ませているパパママも多いのでは?そんなときは、お子さまにこの絵本を読んであげましょう。お片付けへのモチベーションアップに繋がるかもしれません。
この絵本を監修した梶ヶ谷陽子さんは、整理収納のスペシャリストです。絵本の中には、子どもがお片付けをしたくなるようなアイデアがちりばめられています。
子どもと楽しくかたづけるためのコツも解説。パパママの参考にもなりますよ。
にがいおくすりのめるかな
著者:深見 春夫 (作・絵) 小山 博史 (監修)
出版社:岩崎書店
そこへ怪獣の子どもたちがやってきて、プータくんに甘いお薬を渡します。それを飲んだプータくんは怪獣に。「元に戻りたい」と泣くプータくんのもとに、アイスクリームおじさんがやってきて、ある方法でプータくんに薬を飲ませます。
苦い薬を子どもに飲ませる方法を、絵本で紹介。またストーリーも、「薬を飲もう」という子どもの気持ちを盛り上げてくれることでしょう。
この絵本は小児科の先生が監修しており、絵本の最後には子どもに薬を飲ませる方法の解説がついています。これでお子さまの薬嫌いも克服できそうですね。
なぞなぞふしぎのくに
著者:深見春夫(作・絵)
出版社:PHP研究所
なぞなぞが大好きなブータくんと一緒に、なぞなぞの国を冒険している気分が味わえます。簡単ななぞなぞが多いので、初心者のお子さまにぴったりです。
頭の体操がてら、パパママもお子さまと一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。案外頭の柔らかいお子さまのほうが早くとけるかも?
せかいいちのぼうし
著者:深見春夫(作・絵)
出版社:岩崎書店
ついに優勝が決定!と思ったそのとき、ある男の人が訪れて……。
ユニークな帽子がたくさん登場する楽しい絵本です。帽子コンクールの行方がどうなるのか、ドキドキしながら親子で楽しんでくださいね。
のびるのびーる
著者:深見春夫(作・絵)
出版社:教育画劇
「絶対にありえない!」というストーリーに、お子さまの想像力が刺激されるのではないでしょうか?家の周りに生えている木を見ながら「あの木も枝がどんどん伸びるかも」と、頭の中でストーリーが出来上がるかもしれませんね。
親子で絵本を楽しもう
絵本はお子さまの想像力や発想力を伸ばしてくれますし、パパママが読み聞かせをすることで、お子さまとの絆をさらに深めることもできます。
ぜひこの機会に、親子で絵本を楽しんでみてください。